こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀
私は,約30年かけて『社会不安障害(SAD)』を克服することができました (^^♪
今回は,30年以上に渡って,社会不安障害(SAD,対人恐怖症)と戦ってきた私が「社会不安障害で困ったこと(体験談)」をランキング形式でご紹介させていただきます。
社会不安障害(SAD,対人恐怖症)とは??
『社会不安障害』とは,ひとことでいえば『対人恐怖症』や『あがり症』のことです。
大勢の人の前で発表を行う時など,主に人から注目を浴びる場面で過度に緊張してしまい,さまざまな症状を伴う病気です。
社会不安障害は,英語でSocial Anxiety Disorderと表記され,SADと略されます。
最近では,“社交”不安障害とよぶのが一般的です。
社会不安障害(SAD,対人恐怖症)で困ったことランキングTOP10(体験談)
それでは「社会不安障害(SAD,対人恐怖症)で困ったことランキング」を第10位から第1位までご紹介させていただきます。
第10位 SNSで緊張する
第10位は,「SNSで緊張する」です。
SNSやインターネット上で,たとえ顔が見えない相手であっても,いざやり取りをするなると「緊張」や「不安」を感じていました。
次第に慣れてはいくのですが,周りで活躍している方々を見ると「劣等感」を感じることもあったので,第10位にランキングさせていただきました。
第9位 笑顔であいさつをする
第9位は,「笑顔であいさつをする」です。
あいさつをすることはできるのですが,自分からあいさつをしたり,笑顔であいさつをするのが苦手でした。
小さなあいさつや会釈だけというのが多かったですね。
笑顔であいさつができないと変な人に見られたりすることもあるので,少々困りました。
第8位 飲み会で緊張する
第8位は,「飲み会で緊張する」です。
今では好きな飲み会ですが,昔はけっこう苦手でした。
飲み会には「自己紹介」というセッションが含まれる場合もありますし,根掘り葉掘り聞いてくる方もいるからです。
自己紹介が苦手な私にとって,飲み会は緊張の場でしたし,若い頃はお酒を上手に飲んで,かっこよく見せなければならないと思い込んでいました。
第7位 猫背になる
第7位は,「猫背になる」です。
私は,10代の頃が社会不安障害のピークだったこともあり,下を向いて歩く癖がありました。
そのため猫背になってしまいましたね。
大人になってからは解決しましたが,姿勢を良くするために今でも筋トレを続けております。
第6位 スポーツの試合で緊張する
第6位は,「スポーツの試合で緊張する」です。
これも10代の頃がピークでした。
中学生の頃はバスケットボール部に所属していたのですが,緊張のあまり,実力の半分も出すことができませんでした。
スポーツにおいては,緊張やプレッシャーに負けてしまうとデメリットしかないので,第6位にランキングさせていただきました。
もちろんスポーツの試合に出場することがなかったという方には関係ありませんね。
今では適度な緊張を抱えながら試合で活躍できるようになりました。
第5位 カラオケが苦手
第5位は,「カラオケが苦手」です。
これも10代の頃がピークでした。
みんなでカラオケに行こうという空気になっているのに,私1人だけたじろいでいて,ノリのわるい人になってしまいました。
カラオケは嫌いではないので,今ではごく親しい方とだけ行くことがあります。
学会発表の練習のために,ヒトカラに行ってプレゼン練習をした後に歌って帰るということもあります。
社会不安障害でも,歌が上手な方は自信をもって歌えるかもしれませんね。
第4位 恋愛に奥手
第4位は,「恋愛に奥手」です。
はい,恋愛です。
こちらはプライベートにおいてはトップクラスに困ったことなので,第4位にランキングさせていただきました。
社会不安障害の方は,基本的に奥手です。
好きな人に話しかけることができなかったり,上手にアプローチすることができず,あっという間に時間が過ぎてしまいます。
恋愛は先手必勝なところもありますから,社会不安障害という病気が不利にはたらくことは多いのです。
第3位 接客の仕事
いよいよ第3位の発表です。
第3位からは,やはり社会生活のなかで困ったり,迷惑をかけてしまうことがランクインしてきます。
第3位は,「接客の仕事」です。
私は「人見知り」を治すために,接客のアルバイトを積極的にやってきたのですが,失敗ばかりを繰り返して,余計に自信を失ってしまうという経験をしたことがあります。
悪気はなくても,コミュニケーション力の乏しさゆえに迷惑をかけてしまうので,自己嫌悪に陥ってしまいました。
人には向き不向きがあるので,今では良い経験をしたと思っております。
第2位 就職面接が地獄
第2位は,「就職面接が地獄」です。
就職面接は誰でも緊張するものですが,私は汗が止まらなくなるほど緊張しておりました。
特にグループ面接など,他の応募者にも話を聞かれてしまう状況では,周りが気になって仕方ありませんでした。
当然,面接でのパフォーマンスは優れず,不採用続きだったこともあります。
社会不安障害の方は,他人に評価されるということが大の苦手のため,面接等についてはとにかく数をこなしたり,模擬面接なども積極的に申し込んで訓練をしていくのが効果的です。
第1位 発表・プレゼンテーションが人生最大の危機
はい,第1位は「発表・プレゼンテーションが人生最大の危機」です。
聴衆が多いほど,また発表の出来が評価される時ほど,不安と緊張が増大します。
発表やプレゼンテーションは誰でも緊張することかもしれませんが,社会不安障害の方にとってはまさに命懸けの人生イベントです。
発表の数日前から緊張で疲弊してしまうこともあります。
私は心理学の研究活動をしてきたため,学生の頃から学会発表などをこなして少しずつ慣れていくことができました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は,「社会不安障害(SAD,対人恐怖症)で困ったことランキングTOP10(体験談)」をご紹介させていただきました。
人によってそれぞれ困ったことや苦手なことは違うと思います。
皆さんが経験されたことについても,ぜひコメント欄で教えてください。
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【参考文献】
福西 勇夫 (監修) (2008) . 不安障害がよくわかる本
主婦と生活社
福西 勇夫 (監修) (2019) . ウルトラ図解 不安障害と
パニック——正しく理解して対応・克服する
ためのガイド—— 法研
貝谷 久宣 (監修) (2017) . 社交不安症がよくわかる本
講談社
木村 昌幹 (2009) . 精神科医が書いたあがり症はなぜ
治せるようになったのか 現代書林
岡田 尊司 (2019) . 社交不安障害——理解と改善のための
プログラム—— 幻冬舎
清水 栄司 (2014) . 自分で治す「社交不安症」 法研
山田 和夫 (監修)・山田 和惠 (監修協力) (2014) .
図解 やさしくわかる社会不安障害 ナツメ社
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