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チームスポーツで社会不安障害(SAD,対人恐怖症)を克服できる!?(体験談)

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セシル

こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀

 今回は,「チームスポーツで社会不安障害(SAD,対人恐怖症)を克服できる!?(体験談)」についてご紹介させていただきます。

 私もかつては社会不安障害の診断を受けて,とても苦しい思いをしていました。

 社会不安障害の克服には『成功体験』が大切ですが,そのなかでもチームスポーツを通した経験が役立ったという私の体験談をお話しさせていただきます。

目次

社会不安障害(SAD,対人恐怖症)とは??

 『社会不安障害』とは,ひとことでいえば『対人恐怖症『あがり症』のことです。

 大勢の人の前で発表を行う時など,主に人から注目を浴びる場面で過度に緊張してしまい,さまざまな症状を伴う病気です。

 社会不安障害は,英語でSocial Anxiety Disorderと表記され,SADと略されます。

 最近では,“社交”不安障害とよぶのが一般的です。

チームスポーツで社会不安障害(SAD,対人恐怖症)を克服できる!?(体験談)

私のスポーツ経験

バスケをするセシル(20代前半)

 私は,小学校5年生から中学3年生までバスケットボール部に所属していました。

 高校ではカリキュラムの関係で帰宅部になりましたが,2年間,極真空手の道場に通いました。

 18歳~20歳はひきこもりであったため運動は皆無でしたが,20歳で大学に進学してから10年以上,大学のサークルや地元のチーム,SNSのサークルなどで,バスケットボールを続けています。

 華々しい経歴ではまったくありませんが,クラブの頃は公式戦,地元の市民大会,アマの大会などに何度も出場してきました。

社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の克服にチームスポーツが役立ったこと!!

 社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の克服には,成功体験を積むことが非常に重要です。

 私はバスケットボールを通して,チームメイトとコミュニケーションを取ったり,実力をつけることで自信がつき,社会不安障害の克服に役立てることができました。

 また,スポーツのレベルについては,ガチガチのチームでやるよりは,ゆるゆるのレクリエーション的なサークルでやるほうが自信がつくのも早いと思います。

 初心者から始めるという方には,絶対に後者をおすすめいたします(理由は後ほどご紹介いたします)。

チームスポーツは仲間とのコミュニケーションがとても大切!!

 スポーツには,個人競技と団体競技(チームスポーツ)があります。

 どちらも魅力的ですが,社会不安障害の克服にはチームでやるスポーツがおすすめです。

 チームスポーツは,個人競技よりも圧倒的に関わる人の数が多く,コミュニケーション量も多いからです。

 たとえば,バスケットボールやサッカー,野球,バレーなどは,人数が集まらなければできませんし,チームメイト同士の声かけが必須です。

 バスケットボールでは,パスをする際の声かけやシュートを決めた時に「ナイッシュー」と褒めたり褒められたり,拍手をしたり,楽しくコミュニケーションをとることができます。

 私はチームのキャプテンとして活動していたこともありますし,それらの経験が社会不安障害の克服に役立ったと思います。

スポーツの実力が自信や特技になる!!

 スポーツは,練習して経験を積めば必ず上達します。

 飲み会などで自己紹介をする時に「特技はスポーツです」と言えれば自信になりますよね。

 またどのスポーツにおいても,上手い選手はチヤホヤされ,大切にされます。

 周囲からの承認を得ることで,人間関係における自信もつきます。

スポーツの試合や大会は緊張する!!

 社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の方は,人から注目される場面で異常に緊張してしまう方が多いです。

 当然,スポーツの試合や大会では緊張します。

 たとえ小さな大会であっても,チームの勝敗や満足度がかかっていますし,相手チームやその家族,観客などのギャラリーが見に来ています。

 人がたくさん見ているなかでプレーをすることは,社会不安障害の方にとって,かなりのプレッシャーになります。

 私は「活躍しなければ」,「失敗して恥をかいたらどうしよう」とばかり思っていました。

 でも,安心してください (^^)

 同じタイプの緊張にはある程度慣れることができます。

 私は中学の頃までは緊張してしまい,非常に控えめな選手でした。

 その悔いがあったため,大人になってからバスケットボールを再開した時は,勇猛果敢に攻めることを決意していました。

 その甲斐あって,今では周りが緊張しているのが分かるくらい落ち着いてプレイできるようになりました。

 試合では緊張するのがデフォルトと思って,開き直ってプレイすれば次第に慣れることができますよ。

 また,試合や大会などに出場することなく,サークルでゆるく楽しむというのもおすすめです。

気が強くなければ勝てない

 スポーツはメンタルがとても重要です。

 とくに,サッカーやバスケットボールなどの体の競り合いがあるスポーツでは,相手選手に怯んでしまえば負けてしまうのがセオリーです。

 社会不安障害の方は,比較的やさしい方が多いと思いますから,勝つためには心を鬼にして強く戦う必要があります。

 レクリエーションとして楽しむレベルであれば,そこまで考える必要はないのでご安心ください。

 あくまで,私は度胸をつけることで,社会不安障害の症状が緩和されていきました。

余計に自信を失うリスクもある

 スポーツは自信にもなれば,劣等感や屈辱を味わうことも多々あります。

 自分よりはるかに上手い人が周りにたくさんいると,なかなか自信をもつことができないかもしれません。

 また,チームのレベルに関わらず,体育会系には上手い人が尊敬され,下手な人が舐められるという雰囲気があります。

 部活時代の美学を永遠と持ち続けるめんどくさい人もいたりします。

 スポーツによって自信を失い,そのスポーツそのものが嫌いになってしまえば本末転倒です。

 ゆえに,初心者の方は,やさしいレベルのところに参加するのがおすすめです。

まとめ

 いかがでしたでしょうか。

 今回は,「チームスポーツで社会不安障害(SAD,対人恐怖症)を克服できる!?(体験談)」についてご紹介させていただきました。

 個人競技でも自信はつけられますが,社会不安障害の克服に役立てることが目的なら,チームスポーツのほうがコミュニケーション量が多いのでおすすめです。

 総じて,社会不安障害の克服には『成功体験』を積み重ねて自信をつけることがとても大切です。

 あらゆる角度からあなたの自信にアプローチしてみてくださいね。

セシル

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【参考文献】

福西 勇夫 (監修) (2008) . 不安障害がよくわかる本
  主婦と生活社

福西 勇夫 (監修) (2019) . ウルトラ図解 不安障害と
  パニック——正しく理解して対応・克服する
  ためのガイド—— 法研

貝谷 久宣 (監修) (2017) . 社交不安症がよくわかる本
  講談社

木村 昌幹 (2009) . 精神科医が書いたあがり症はなぜ
  治せるようになったのか 現代書林

岡田 尊司 (2019) . 社交不安障害——理解と改善のための
  プログラム—— 幻冬舎

清水 栄司 (2014) . 自分で治す「社交不安症」 法研

山田 和夫 (監修)・山田 和惠 (監修協力) (2014) .
  図解 やさしくわかる社会不安障害 ナツメ社

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