こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀
私は,約30年かけて『社会不安障害(SAD)』を克服することができました (^^♪
今回は,「社会不安障害(SAD,社交不安障害)に効果があった薬ランキング(体験談)」をご紹介させていただきます。
あくまで,私が社会不安障害(SAD,社交不安障害)の治療していた頃に服用していた薬の効果に対する『私個人の体験談』です。
不安障害に有効とされる薬をすべて服用したわけではありません。
また,薬の主作用・副作用には個人差があります。
以上のことをご理解いただいたうえで,ご覧いただきますようお願いいたします。
社会不安障害(SAD,社交不安障害)に効果があった薬ランキング(体験談)
第1位:ジェイゾロフト(セルトラリン)
社会不安障害(SAD,社交不安障害)の治療に効果があった薬,第1位は『ジェイゾロフト(セルトラリン)』です。
私が服用した薬のなかでは,ジェイゾロフト(セルトラリン)が最も社会不安障害の症状の改善に効果を発揮しました。
服用初期は主作用も副作用も強かったのですが,副作用は1週間ほどで落ち着き,私は2年間ジェイゾロフト(セルトラリン)を服用しました。
服用中は,少しだけ頭がぼーとっして,勉強や仕事などの記憶力に影響はなかったのですが,つらい出来事やつらい記憶を鮮明に思い出しにくくなりました。
ジェイゾロフト(セルトラリン)は,SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)という薬の1つであり,一般的に社会不安障害の治療にはSSRIが有効であるとされています。
他にもSSRIの薬はあるので,他の薬で治療をされていたという方もたくさんいらっしゃると思います。
『ジェイゾロフト(セルトラリン)の体験談』という記事で,さらに詳細にご紹介させていただいておりますのでぜひご覧ください (^^)
第2位:デパス(エチゾラム)
社会不安障害(SAD,社交不安障害)の治療に効果があった薬,第2位は『デパス(エチゾラム)』でした。
私が服用した抗不安薬のなかでは,デパス(エチゾラム)が1番効果がありました。
私は社会不安障害の治療を始める前から,内科でデパス(エチゾラム)を処方してもらって,頓服薬として服用しておりました。
デパス(エチゾラム)は服用後,比較的すぐに効果を実感できるのが魅力でした。
ただし,デパス(エチゾラム)の作用時間は比較的短く,効果は服用から数時間程度でした。
『デパス(エチゾラム)の体験談』という記事で,さらに詳細にご紹介させていただいておりますのでぜひご覧ください (^^)
第3位:トリンテリックス
社会不安障害(SAD,社交不安障害)の治療に効果があった薬,第3位は『トリンテリックス』でした。
ジェイゾロフト(セルトラリン)の副作用で食欲が増進して,体重が増加し過ぎてしまったため,医師と相談して体重が増加しにくいとされるトリンテリックスに薬を変更しました。
ジェイゾロフト(セルトラリン)の後に服用したことも理由かもしれませんが,トリンテリックスの効果はあまり実感できませんでした。
副作用はまったくなかったのですが,効果がマイルドであったため,4カ月間の服用で断薬しました。
ただし,あくまで私の体験談であり,薬の主作用・副作用には個人差があるため,効果を実感して服用されている方もいらっしゃると思います。
トリンテリックスは,S-RIMという薬であり,SSRIのように神経間で放出されたセロトニンの再取り込みを阻害して,さらにセロトニンの受容体を調節する作用がある抗うつ薬です。
『トリンテリックスの体験談』という記事で,さらに詳細にご紹介させていただいておりますのでぜひご覧ください (^^)
第4位:メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)
社会不安障害(SAD,社交不安障害)の治療に効果があった薬,第4位は『メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)』です。
慢性的な不安が続く時に服用すると,緊張感がやわらぎ,穏やかな気持ちになりました。
ただ,先にデパス(エチゾラム)を頓服薬として服用していたためなのか,メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)の効果はさほど感じられませんでした。
メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)は,デパス(エチゾラム)に比べて作用時間が長いことが魅力だと思います。
個人的には,メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)から始めて,物足りないと感じたらデパス(エチゾラム)に変えてみるというのも良いかもしれません。
薬の服用については,主治医の先生によく相談してくださいね。
『メイラックス(ロフラゼプ酸エチル)の体験談』という記事で,さらに詳細にご紹介させていただいておりますのでぜひご覧ください (^^)
社会不安障害(SAD,社交不安障害)に効果があった薬ランキング(体験談:番外編)
番外編として,社会不安障害(SAD,社交不安障害)の治療中に服用した薬で,社会不安障害の治療薬ではない薬の体験談をご紹介させていただきます。
イフェクサー(ベンラファキシン塩酸塩)
社会不安障害(SAD,社交不安障害)の治療中に『うつ病』を併発していると診断された際に,医師から処方された薬が『イフェクサー(ベンラファキシン塩酸塩)』でした。
最初に処方されたジェイゾロフト(セルトラリン)からイフェクサー(ベンラファキシン塩酸塩)に薬を変更することになりました。
イフェクサー(ベンラファキシン塩酸塩)を約1年間服用して,うつ症状に効果がありました。
うつ病を併発して,ほとんどベッドから起き上がれなかった状態から,イフェクサー(ベンラファキシン塩酸塩)の服用を始めて約1ヵ月ほどで,うつ病の症状が寛解してベッドから起き上がれるようになりました。
また,私の場合,副作用もほとんどありませんでした。
ただ,ジェイゾロフト(セルトラリン)と比較すると,うつ症状には効果があるものの,不安の症状に対しては大きな効果は感じられませんでした。
イフェクサー(ベンラファキシン塩酸塩)は,SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)という薬の1つであり,脳内のセロトニンとノルアドレナリンの濃度を上昇させ(または維持して),うつの症状を改善するはたらきがあります。
『イフェクサーの体験談』という記事で,さらに詳細にご紹介させていただいておりますのでぜひご覧ください (^^)
ラツーダ (ルラシドン)
社会不安障害(SAD,社交不安障害)の治療中に,医師に『ラツーダ (ルラシドン)』という薬を処方されて服用したことがあります。
ジェイゾロフト(セルトラリン)の効果が飲み始めの頃に強く,しばらくすると効果が弱まってきたように感じるということを主治医の先生に相談しました。
すると,SSRIが効きが過ぎたのではないか,そのような薬の効き方をする場合は『双極性障害』の薬が効く可能性があると説明を受けて,ラツーダ(ルラシドン)を処方されました。
約1カ月~2カ月ほど服用したのですが,ラツーダ(ルラシドン)の副作用がきつかっため,主治医の先生に相談して断薬となりました。
個人差はありますが,私の場合,服用開始直後から『アカシジア』という症状が出てしまい,体中がムズムズしてじっとしていられなくなりました。
副作用に耐えられず断薬してしまったため,ラツーダ(ルラシドン)効果のほどは分かりませんでした。
ただし,あくまで私の体験談であり,薬の主作用・副作用には個人差があるため,効果を実感して服用されている方もいらっしゃると思います。
ラツーダは,主に双極性障害の治療に処方される薬ですが,不安や落ち込みにも効果が期待できるとされています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は,「社会不安障害(SAD,社交不安障害)に効果があった薬ランキング(体験談)」をご紹介させていただきました。
繰り返しますが,あくまで,私個人の体験談であり,薬の主作用・副作用には個人差があります。
薬を服用する際は主治医の先生に十分に相談してくださいね。
心療内科・精神科の受診や服薬を迷っている方などに参考にしていただけましたら幸いです。
『Cecil Lab(セシルラボ)』では,社会不安障害(SAD,社交不安障害)の体験談をたくさん発信しておりますので,ぜひ参考にしてくださいね🍀
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【参考文献】
福西 勇夫 (監修) (2008) . 不安障害がよくわかる本
主婦と生活社
福西 勇夫 (監修) (2019) . ウルトラ図解 不安障害と
パニック——正しく理解して対応・克服する
ためのガイド—— 法研
貝谷 久宣 (監修) (2017) . 社交不安症がよくわかる本
講談社
木村 昌幹 (2009) . 精神科医が書いたあがり症はなぜ
治せるようになったのか 現代書林
岡田 尊司 (2019) . 社交不安障害——理解と改善のための
プログラム—— 幻冬舎
清水 栄司 (2014) . 自分で治す「社交不安症」 法研
杉田 尚子 (編)・諏訪 太郎 (編) (2020) . 精神科の薬
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村井 俊哉 (監修) メディカ出版
山田 和夫 (監修)・山田 和惠 (監修協力) (2014) .
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