こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀
私は,約30年かけて『社会不安障害(SAD)』を克服することができました (^^♪
今回は,「社会不安障害(SAD)を克服して変われたこと・思うこと(体験談)」についてお話しさせていただきます。
社会不安障害(SAD)の頃の私(体験談)
かつて私は,私のことが大嫌いでした。
幼少期にいじめられて,体も一番小さくて弱くて,馬鹿にされてばかりでした。
いつも「本当の自分はこんなのじゃない」,「いつかみんなを超えてやるんだ」と思っていました。
そう思い続けて,小学校,中学校,高校と進みながら,ずっと達成できずに目標達成が先送りにされ続けてきました。
もう歳ですが,20歳前後の頃は,スタバの店員になって,何でもできて,誰からも愛される人間にならなければと思っていました (^_^;)
ですが,私はほとんど何も達成できませんでした。
30歳を過ぎたいま,自分の人生を振り返ると,人より何もかも遅れていましたし,多くのことができなかったです。
つまり,「なりたい自分」は「正反対の自分」だったのです。
社会不安障害(SAD)を克服して変われたこと・思うこと(体験談)
社会不安障害(SAD)を克服して変われたこと(体験談)
私は20代後半で,自分が『社会不安障害(SAD,社交不安障害)』であることを精神科医の先生から教わりました。
実際は幼少期から発症していたと思うので,もっと早く治療できていればとも思いました。
それでも時間をかけて少しずつ克服することができましたよ (^^♪
克服して変われたことを簡単にまとめます🍀
~ 不安障害を克服して変われたこと ~
・『青春コンプレックス』の克服
私は,中学・高校の頃,友だちも少なくて,彼女や異性の友達もいなくて,高校は帰宅部で,遊びに出かけたことすらほとんどありませんでした。
高校卒業後は2年間,自分の部屋にひきこもっていたので,10代の頃は強烈な『青春コンプレックス』を抱えていました。
20歳で大学に進学してから,色々なことに積極的に挑戦し続けて『青春コンプレックスを』を克服しましたよ!
いまでは輝かしい青春を送っているような学生を見ても全く気になりません (^^)
・『女性恐怖症』の克服
私は中高6年間男子校で,女性を見る機会も少なければ,女性と一言も話す機会がありませんでした。
ずっと彼女がほしかったですが,同世代の女性が近くにいるだけで体が震えてしまい,話しかけられてもまともに話すことができないほどの『女性恐怖症』を抱えていました (^_^;)
20歳を過ぎてから一つ一つ克服していき,彼女もできましたよ!
現在は独身ですが,初対面の相手に緊張することはあっても,女性に対してだけ緊張することは全くなくなりましたよ (^^)
・『スピーチ恐怖』の症状緩和
『スピーチ恐怖』とは,人前で話をすることにひどく緊張する症状のことです。
日本人の社会不安障害(SAD)の方では,最も多い症状だと言われています。
私も完全なる『スピーチ恐怖』です(笑)
発表やプレゼンの際は,震えてまともに声が出ませんでしたが,ようやく20代後半くらいから緊張しながらも,なんとか発表できるようになりましたよ (^^♪
私は大学院生の頃から,学会や研究会で発表をしなければならない環境にいたので,場数を踏んだことで『スピーチ恐怖』の症状が緩和されました。
昔は,発表の度に絶体絶命レベルのピンチでしたね (^_^;)
・自分のことを少し好きになれた (^^♪
まだまだ発展途上ですが,自分のことを少し好きになれました🍀
「大嫌い」から「少し好き」は大きな変化だと思います!
失敗ばかりのダメ人間でも「たくさん頑張ってきたなあ」としみじみ思います。
傷だらけの人生でも,それなりに成果を上げたこともあります。
今は自分のことがちょっとだけ好きですよ (^^)
社会不安障害(SAD)を克服して思うこと(体験談)
克服とはなにか??
それは “別人になる” ことではありません。
私の場合は,
・できなかった事ができるようになった:70%
・できないままを個性や弱点として受け入れた:20%
・現在も挑戦し続けている: 10%
こんな感じです (^^)
私は,できなかった事がたくさんできるようになり,多くのコンプレックスを克服したり,小さくすることで,『社会不安障害(SAD)』を克服することができました🍀
克服後の最大の強みは「失敗しても開き直れる」ということです(笑)
それでも相変わらずの人見知りですし,HSPとしての気質は残っていますよ。
私は,非HSS型HSE(外向性のあるHSP)なので,人と関わることが好きだからこそ克服できたのかもしれません。
10代の頃に夢見た「プレゼン上手で誰からも頼りにされ,愛されるような人間」には程遠いですけどね (^_^;)
結局,向いているのも「執筆活動」や「単純作業」などであり,ほとんど1人でやる仕事です。
研究も学会発表よりも論文を書くほうが好きですね (^_^;)
人には向き不向きがあるのです。
最後に
両親からの教育や生い立ちに特別に恵まれない限り,若い頃は自分のデータが少ないですから,色々なことに挑戦して,自分の苦手や得意を知ることが本当に大切です。
苦手なことばかりで嫌になるかもしれませんが,私もそうでしたから安心してくださいね🍀
100回挑戦して,1勝99敗でも収穫アリです!
私も人よりできない事ばかりでしたが,30年ほど生きてようやく「書くことが好きで,得意だ」ということを知りました。
『Cecil Lab(セシルラボ)』では,これからも『不安障害の体験談』や『心理学』,『メンタルケア』,『自己啓発』などの記事をたくさん発信していきますので,ぜひブログ読者になっていただけましたら嬉しいです (^^)
プライベートな写真も少しずつ増やしていこうと思います (^^♪
心に生きづらさを抱えている方が,ほんの少しでも生きやすくなれましたら幸いです🍀
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【参考文献】
福西 勇夫 (監修) (2008) . 不安障害がよくわかる本
主婦と生活社
福西 勇夫 (監修) (2019) . ウルトラ図解 不安障害と
パニック——正しく理解して対応・克服する
ためのガイド—— 法研
貝谷 久宣 (監修) (2017) . 社交不安症がよくわかる本
講談社
木村 昌幹 (2009) . 精神科医が書いたあがり症はなぜ
治せるようになったのか 現代書林
岡田 尊司 (2019) . 社交不安障害——理解と改善のための
プログラム—— 幻冬舎
清水 栄司 (2014) . 自分で治す「社交不安症」 法研
山田 和夫 (監修)・山田 和惠 (監修協力) (2014) .
図解 やさしくわかる社会不安障害 ナツメ社
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