社会不安障害(SAD,対人恐怖症)を克服してできるようになったこと8選(体験談)

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    セシル

    こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀

     今回は,私が「社会不安障害(SAD,対人恐怖症)を克服してできるようになったこと8選(体験談)」をご紹介させていただきます。

     社会不安障害に悩んでいる方の参考になれば幸いです。

    目次

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)とは??

     『社会不安障害』とは,ひとことでいえば『対人恐怖症』『あがり症』のことです。

     大勢の人の前で発表を行う時など,主に人から注目を浴びる場面で過度に緊張してしまい,さまざまな症状を伴う病気です。

     社会不安障害は,英語でSocial Anxiety Disorderと表記され,SADと略されます。

     最近では,“社交”不安障害とよぶのが一般的です。

     社会不安障害(SAD,対人恐怖症)について,詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)を克服してできるようになったこと8選(体験談)

    あいさつ

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の頃 

     社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の症状が一番酷かった頃,私はまともに人の目を見てあいさつすることができませんでした(汗)

     学生時代は,学校の正門で生活指導の先生にあいさつをされても,無視をしてしまっていました。

     先生からすれば,すごく態度のわるい学生に見えたかもしれませんが,

     あいさつを返したくても,顔を上げて「おはようございます」と言うことが当時の私にはどうしてもできなかったのです。

     毎日,下を見ながら歩いて登校していました。

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)克服後

     30代の大人なら当然かもしれませんが,今では自分からあいさつをすることができます (^^)

     散歩中に近所の方にあいさつをして,無視をされてしまったとしても全然気にしません。

     あいさつは無意味です,それゆえ有意義です。

    知らない人に道を聞かれて答える

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の頃

     10代の頃,友人と下校中に,知らない人に道を聞かれて,顔が真っ赤になってしまったことがあります。

     その時,友人のみんなに笑われて,とても恥ずかしい思いをしました。

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)克服後

     もちろん,今では道を聞かれたら自然と答えている自分がいますし,時には外国人にカタコト英語で答えていたりします。

     そして,明らかに社会不安障害を克服してからのほうが人に話しかけられるようになりました。

     道を尋ねる方も,答えてくれそうな人に聞いていると思うので,「自分は変わったのだな」としみじみ感じています。

    初対面の人と話す

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の頃

     昔は,初対面の方と話すだけで赤面していました。

     個別指導の塾で,近くの席の人に話しかけられただけで,顔が真っ赤になっていました。

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)克服後

     もちろん,今はまったくそんなことはありません。

     初対面の方と話す時に緊張するとすれば,それは新鮮さであり,決してコミュニケーションの障害ではありません。

    店員さんと話す

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の頃

     社会不安障害の頃は,お店の店員さんと話すのが苦手でした。

     中学生の頃,理容師さんに耳元で「なんでそんなに声小さいのー??」と言われたことがあります。

     あれはやめてほしかったです(笑)

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)克服後

     今では緊張することなく,1人でどこのお店でもいきます。

     店員さんと長々と話し込むこともありますし,1人で焼肉食べ放題にも行きました(笑)

    飲み会に行く

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の頃

     成人後,飲み会に誘われるようになり,とても緊張していました。

     「大人に見せなければならない,ビールを好んで飲まなければならない,お酒に強くなければならない」と思い込んでいました。

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)克服後

     今では,飲み会の参加の有無は,単純に自分が行きたいか行きたくないかで決めています。

     もちろん,目上の方ばかりの飲み会などで緊張することはありますが,問題なく過ごせています。

     注文も最初からカルピスサワーやジュースを注文することもあります。

     無理をして周りに合わせて,苦手なビールを飲むのはもうやめました。

    異性と話す

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の頃

     私は,中学・高校と6年間男子校に通っていたため,異性への免疫力は皆無でした(汗)

     当時,女性の友達は0人で,女性と話すどころか,電車で近くの席に同世代の女性がいるだけで,体が震えるほどの女性恐怖症を抱えていました。

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)克服後

     大学入学後,女性のいる環境に少しずつ慣れていきました。

     「女性の友人を1人作る,連絡先を交換する」などの目標を作って,徐々に克服していきました。

     女性が近くにいるだけで体が震えてしまう私でしたが,大学生の頃に人生初めての彼女ができたことで,女性恐怖症を完全に克服することができました (^^)

    スポーツの試合

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の頃

     私はとにかく人に見られるのが苦手で,小学校の運動会ですら極度の緊張状態にありました。

     中学生の頃はバスケットボール部に所属して,緊張のあまり実力の半分も出すことができませんでした。

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)克服後

     今はバスケットボールは引退したのですが,20代の頃はずっと趣味で続けていました。

     試合では,周りの人が緊張しているのが分かるくらい堂々とプレーできていました。

     むしろ果敢に攻めるので,自己中だと思われていたかもしれません(汗)

     昔,抑えていた分の反動かもしれませんね。

    発表・プレゼンテーション

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の頃

     さて,これが社会不安障害の方にとって,最も恐怖なことではないでしょうか。

     発表やプレゼンテーションでは,大勢の視線が自分1人に集中して,評価されることになります。

     逃げ出したい気持ちでいっぱいでした。

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)克服後

     私は,心理学の研究で学会発表やプレゼンテーションをこなしてきたので,一番苦手だったことももう克服できたと言っても良いと思っております。

     しかし,人前に立つことは今でも緊張します。

     ただ「緊張してもいい,声が震えてもいい」と思えるようになりました。

     大人になってから,緊張して発表が下手になってしまう事をバカにする人はほとんどいません。

     みんなが受け入れてくれます。

     学生の方は,大人になる事で環境も変わるので安心してくださいね。

    まとめ

     いかがでしたでしょうか。

     今回は,私が「社会不安障害(SAD,対人恐怖症)を克服してできるようになったこと8選(体験談)」をご紹介させていただきました。

     社会不安障害(SAD,対人恐怖症)を克服した後は,できなかったことがたくさんできるようになりました。

     それは生きやすさそのものを意味します。

     また,社会不安障害の症状の程度によって,できないことも人それぞれ違います。

     全て克服できなくても,ある程度克服できれば十分だと思います。

     私は今でも人前での電話対応だけは苦手です。

     ある程度は個性として割り切ってしまうのも早期克服のカギだと思います (^^) 

     ブログを読んでくださった方が「私も克服してみようかな」と思うきっかけになれば幸いです。

    セシル

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    【参考文献】

    福西 勇夫 (監修) (2008) . 不安障害がよくわかる本
      主婦と生活社

    福西 勇夫 (監修) (2019) . ウルトラ図解 不安障害と
      パニック——正しく理解して対応・克服する
      ためのガイド—— 法研

    貝谷 久宣 (監修) (2017) . 社交不安症がよくわかる本
      講談社

    木村 昌幹 (2009) . 精神科医が書いたあがり症はなぜ
      治せるようになったのか 現代書林

    岡田 尊司 (2019) . 社交不安障害——理解と改善のための
      プログラム—— 幻冬舎

    清水 栄司 (2014) . 自分で治す「社交不安症」 法研

    山田 和夫 (監修)・山田 和惠 (監修協力) (2014) .
      図解 やさしくわかる社会不安障害 ナツメ社

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