


こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀
今回は,「HSPとSAD(社会不安障害)の違い」について解説させていただきます。
社会不安障害(SAD,対人恐怖症)とは??


「社会不安障害」とは,ひとことでいえば「対人恐怖症」や「あがり症」のことです。
大勢の人の前で発表を行う時など,主に人から注目を浴びる場面で過度に緊張してしまい,さまざまな症状を伴う病気です。
社会不安障害は,英語でSocial Anxiety Disorderと表記され,SADと略されます。
最近では,“社交”不安障害とよぶのが一般的です。
社会不安障害(SAD,対人恐怖症)について,詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。


HSPとは??


HSPとは,Highly Sensitive Personの頭文字をとった略語です。
直訳すると,「とても繊細な人」になります。
HSPの方は,非常に繊細で敏感であるため,
職場に機嫌の悪い人が1人いると,その人の事を気にし続けてしまったり,
他の人が気がつかないような些細なことが気になってしまい,疲れ果ててしまうことがあります。
HSPの方は5人に1人いるといわれております。
HSPとSAD(社会不安障害)の共通点とは??


HSPとSADは,一般の方からすれば非常に良く似た概念であると思います。
共通点として,どちらも「緊張」や「不安」を強く感じやすい性質をもっています。
HSPとSADは,イコールではありませんが,HSPの方がSADになったり,SADの方がHSPの気質をもっているというケースは少なくないと思われます。
HSPとSAD(社会不安障害)の違いとは??


HSPとSADの違いは,HSPが心理学から生まれた用語(心理学的概念)であるのに対して,SADは医学から生まれた用語(病気)であるということです。
つまり,HSPは性格(気質)であるため病気ではありませんが,SADは病気(精神疾患)に分類されます。
そこが両者の決定的な違いです。
HSPとSAD(社会不安障害)の違いとは??:まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は,「HSPとSAD(社会不安障害)の違い」について解説させていただきました。
HSPの方も,SADの方も「生きづらさ」を抱えている傾向があると考えられます。
両者ともに1つの個性として受け入れることで生きやすくなるかもしれません。
また,昨今では「HSP」のほうが広く知られており,それに比べて「SAD」や「社会不安障害」という言葉はあまり認知されていないように思います。
SADは治療することができる病気ですから,これからもSADの認知度を高めるために情報発信に取り組んでいきたいと思います。



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【参考文献】
貝谷 久宣 (監修) (2017) . 社交不安症がよくわかる本
講談社
木村 昌幹 (2009) . 精神科医が書いたあがり症はなぜ
治せるようになったのか 現代書林
岡田 尊司 (2019) . 社交不安障害——理解と改善のための
プログラム—— 幻冬舎
清水 栄司 (2014) . 自分で治す「社交不安症」 法研
武田 友紀 (2018) . 「気がつきすぎて疲れる」が驚く
ほどなくなる「繊細さん」の本 飛鳥新社
山田 和夫 (監修)・山田 和惠 (監修協力) (2014) .
図解 やさしくわかる社会不安障害 ナツメ社
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