こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀
今回は,「『HSP』とは?? HSS? HSE? 本当に病気じゃないの?」について解説させていただきます。
私は,ネットの診断ツールによると『非HSS型HSE型のHSPでした』でした (^_^;)
ややこしいですね(笑)
また,私は数年前まで,心療内科・精神科で『不安障害』の治療をしておりました。
今回は,私の経験も踏まえて,『HSP』,『HSS』,『HSE』について,それぞれ解説させていただきます。
『HSP』とは?? HSS? HSE? 本当に病気じゃないの?
【最初に結論】
『HSP』,『HSS』,『HSE』は病気ではありません。
それぞれ心理学者が提唱した概念であり,そもそも医学用語ではありません。
『HSP』とは??
『HSP』とは??
『HSP』とは,Highly Sensitive Personの頭文字をとった略語です。
『HSP』は,心理学者が提唱した概念であり,そもそも医学用語ではありません。
直訳すると,「とても繊細な人」です。
『HSP』の方は,非常に繊細で敏感な気質(性格の芯の部分)をもっているため,
職場に機嫌の悪い上司や先輩がいるだけで,その人のことを気にし続けてしまったり,
他の人が気づかないような些細なことが気になってしまい,心身ともに疲れ果ててしまうことがあります。
『HSP』の方は,5人に1人いるといわれております。
『HSS』とは??
『HSS』とは,Highly Sensitive Seekingの頭文字をとった略語です。
『HSS』も,心理学者が提唱した概念であり,病気ではありません。
分かりやすく言えば,『HSS』とは『HSP』と真逆の気質であり,
「変化に富み新奇で複雑かつ激しい刺激や経験」を求め,リスクを負うことを好むタイプです(上戸,2019)。
『HSS型のHSP』というと,一見矛盾しているような気質に思えますが,
人間の性格や心理は非常に複雑であり,矛盾しているように見える性質は決して珍しいものではありません。
怖いからこそホラー映画が好きだったりということもありますよね (^_^;)
『HSE』とは??
『HSE』とは,Highly Sensitive Extrovertの頭文字をとった略語です。
『HSE』も,心理学者が提唱した概念であり,病気ではありません。
私がまさにこのタイプで,『HSE』とは外向性のあるHSPのことですね (^_^;)
繊細で敏感なHSPの気質をもちながらも,人と関わることが大好きなのです。
それゆえに,「ブログ」や「SNS」で発信しているのだと思います (^^♪
本当に病気じゃないの??
『HSP』,『HSS』,『HSE』は心理学者が提唱した概念であり,心理学から生まれた “心理学用語” です。
ゆえに病気ではありませんし,そもそも医学用語ではないため,病院を受診して診断名が『HSP』となることはありません。
でも,「生きづらさ」や「苦しさ」を抱えていたりはしませんか??
私もテレビの音量が大きいだけで息苦しくなることがあり,映画館で映画を見るのが苦手です。
そして,『HSP』と特徴が似ている病気として『不安障害』があります。
『不安障害』は病気ですし,私は以前『不安障害』の診断を受けて治療していたことがあります。
『HSP』は気質であるため,医学的な治療をすることはできませんが,
『不安障害』は,保険適用で治療することができます。
『HSP』だと思われる方で,社会生活において著しい支障を来している場合は,一度病院を受診して,ご自身の状態を医師に相談してみても良いと思いますよ (^^)
新しい発見があるかもしれませんし,何よりあなた自身が納得することが大切です🍀
下記の記事で,医師によるオンライン診療にも対応している『オンラインカウンセリング』をご紹介させていただいております。
オンラインなら家でも受けられて,カウンセリングや受診のハードルが低いので,おすすめですよ (^^♪
まとめ
・『HSP』は心理学用語
・『HSP』は病気ではない
・『HSP』の特徴と似た病気や症状もあるので,社会生活に支障を来しているという方は,医師に相談してみよう
いかがでしたでしょうか。
今回は,「『HSP』とは?? HSS? HSE? 本当に病気じゃないの?」について解説させていただきました。
今は『HSP』を受け入れて生きていこうという流れが中心ですから,そんなに深刻に悩み過ぎないでくださいね🍀
私は『HSP』を自覚しているからこそ,スルースキルを大事にしていますよ (^^♪
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【引用文献・参考文献】
上戸 えりな (2019) . HSPの教科書——HSPかな?
と思ったら読む本—— クローバー出版
武田 友紀 (2018) . 「気がつきすぎて疲れる」が驚く
ほどなくなる「繊細さん」の本 飛鳥新社
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