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社会不安障害(SAD,対人恐怖症)とは??

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    セシル

    こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀

     今回は「社会不安障害(SAD,対人恐怖症)とは??」についてお話しさせていただきます。

     皆さんは,大勢の人の前でスピーチをしたり,人に見られながら電話をしたりすることに不安を感じた事はありませんか?

     「自分は周りからどう思われているのだろう」と気になったりしたことはありませんか?

     これらの不安は多くの人が感じた事があると思います。

     私はまさにそうでした(汗)

     このように対人場面で緊張したり,不安を感じることは誰にでもあることですが,

     不安や緊張が強すぎて社会生活に支障をきたしてしまうほどの症状が続く場合は,「社会不安障害」である可能性があります。

    目次

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)とは??

     「社会不安障害」とは,ひとことでいえば「対人恐怖症」「あがり症」のことです。

     大勢の人の前で発表を行う時など,主に人から注目を浴びる場面で過度に緊張してしまい,さまざまな症状を伴う病気です。

     たとえば,声や手の震えが止まらなくなったり,緊張して汗を大量にかくなどの症状がみられる場合があります。

     これらは決して甘えではなく,簡単に治る病気ではありません。

     社会不安障害は,英語でSocial Anxiety Disorderと表記され,SADと略されます。

     最近では,“社交”不安障害とよぶのが一般的です。

     この病気の程度はさまざまですが,親しい友人と話すなどの社交場面では支障がなくても,

     大勢の人前で発表する時や社会的評価にさらされる場面で強い不安や恐怖を覚える病気です。

     社会不安障害の方は,社会に対する恐怖から人目を避けてしまうので,

     「ひきこもり」にも繋がりやすく,社会生活のあらゆる場面で支障をきたしてしまうことが少なくありません。

     また,社会不安障害の方は,不安や恐怖の感情に関わっている脳の「扁桃体へんとうたい」が過剰に反応するということがわかっています。

     他にも,さまざまな感情に関わる脳の部位の活動が乱れていることがわかっています。

     つまり,性格の問題ではなく,脳の病気であるとも考えられます。

     この病気は,単なる社交場面における問題だけではないため,

     当サイトでは,あえて“社会”不安障害とよぶことにしています。

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)を発症するきっかけ

     社会不安障害(SAD,対人恐怖症)は,「失敗した経験」「過去の恥ずかしい体験」が発症のきっかけとなる場合が多いとされています。

     私は,約4年ほど前に,「社会不安障害」であると診断されましたが,実際はもっと幼い頃に発症していたと思います。

     幼少期から人に見られるのが苦手で,運動会や発表会は大の苦手でした。

     大学生になった頃も症状は改善せず,あがり症を治したくて,接客のアルバイトを頑張ったりと努力しました。

     しかし,一向に症状の改善は見られず,逆に失敗をすることでより失敗を恐れるようになっていきました

     それでもこれは自分の弱さだと思い込み,まともな治療は受けずにそのまま大学を卒業しました。

     卒業後は,仕事をしながら心理学の研究をするために大学院生になりました。

     そして,大学院生としてゼミや学会発表で研究報告をすることや,他の院生や研究者の前で自分の研究を評価されることに異常なほどに緊張していました。

     とくに,私の所属していた研究室は非常に厳しくて,極度の緊張からいつも不安症状がつきまとうようになり,

     社会生活に支障をきたすようになりました。

     そこで,ようやく心療内科・精神科を受診して,治療を開始することになりました。

     また,社会不安障害には,「幼い頃の虐められた経験や否定された経験」も大きく影響します。

     私の場合,私が1歳の頃に父が病死したため,私は2歳の頃から日中は親戚の家に預けられて生活をしていました。

     毎日,自分の家ではない場所で緊張した生活を送り,従兄いとこからいじめを受けていました。

     家に帰ってからも実の兄からいじめを受け,いじめられ続ける中でたくさん否定されて自信を失っていき

     「自分は人に馬鹿にされる人間なんだ」という否定的な自己像ができてしまいました。

     このように,社会不安が極度に強かったり,著しく自己肯定感の低い方は,過去のいじめや親・兄弟(姉妹)から否定され続けた経験などが影響していることが少なくありません。

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の治療方法

    薬物療法

     まず心療内科や精神科などの医療機関で受診することをお勧めいたします。

     私の場合,診断名がついたことで,単なる性格や甘えと勘違いしていたことが病気だったと分かり,治療にはげむ決意ができました。

     社会不安障害は適切な治療によって治る病気です。

     「SSRI」という薬によって不安症状が緩和され,集中力が劇的に回復しました。

     職場での仕事や大学院での研究がスムーズにできるようになりました。

     もっと早く治療を受けていれば良かったと思っています。

     ※ただし,薬には少なからず副作用があることも理解しておかなければなりません。詳しくは下記の記事をご覧ください。

    精神療法

     社会不安障害(SAD,対人恐怖症)には,カウンセリングや認知行動療法などの精神療法が有効です。

     「みんなに嫌われているに違いない」

     「みんなに好かれなければならない」

     「自分はダメな人間だ」

     などの思い込みや認知の歪みを修正していくことで症状が緩和されていきます。

     また,カウンセリングを受ける事で,カウンセラーと共に自分の心の整理もできます。

     カウンセラーには守秘義務があるので,同じ症状に悩まれている方は,安心して相談されてみてはいかがでしょうか。

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    成功体験を積む事

     「薬物療法」と「精神療法」を並行して治療を受ける間に,

     社会生活において,小さな成功体験を積み重ね,自信をつけることが病気を克服することにおいて何よりも大切だと思います。

     小さな成功体験とは「人の目を見て挨拶ができた」「プレゼンで最後まで話すことができた」など,どんなことでも良いです。

     自分に自信がついて,支障なく社会生活を送れるようになれば,医師と相談して少しずつ減薬していくことが理想です。

     ※医師との相談なしに自己判断で減薬したり,断薬したりしないように注意してくださいね。

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)とは??:まとめ

     社会不安障害(SAD,対人恐怖症)のイメージをつかんでいただけましたでしょうか。

     人は誰でも不安や緊張を覚えるものですし,それらは生きていくうえで必要な感情でもあります。

     私は,ある程度は個性として受け入れ,ありのままの自分を認めてあげることも早期回復の鍵だと思います。

     医療機関で治療をした結果,私は学会や研究会でプレゼンができるようになり,

     カラオケでも緊張せずに人前で歌えるようになりました (^^)

     当サイトでは,社会不安障害の体験談をたくさん発信しておりますので,他の記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

    セシル

    皆さんは自分を責めずに,許してあげてくださいね。

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    【参考文献】

    貝谷 久宣 (監修) (2017) . 社交不安症がよくわかる本
      講談社

    木村 昌幹 (2009) . 精神科医が書いたあがり症はなぜ
      治せるようになったのか 現代書林

    岡田 尊司 (2019) . 社交不安障害——理解と改善のための
      プログラム—— 幻冬舎

    清水 栄司 (2014) . 自分で治す「社交不安症」 法研

    山田 和夫 (監修)・山田 和惠 (監修協力) (2014) .
      図解 やさしくわかる社会不安障害 ナツメ社

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