こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀
私は,約30年かけて『社会不安障害(SAD)』を克服することができました (^^♪
今回は,「『うつ病』が寛解したら『不安障害』がまた顔を出した(体験談)」についてお話しさせていただきます。
『うつ病』が寛解したら『不安障害』がまた顔を出した(体験談)
私は,約30年以上『不安障害』と闘病してきました。
私の場合は『社会不安障害』だったので,主に「スピーチ恐怖」,「対人恐怖」,「赤面恐怖」の症状にずっと苦しんでいました。
『不安障害』の治療を始めてから,急に色々な不幸が重なった時期があり,『うつ病』を併発してしまったことがあります。
一般に,『不安障害』の方は『うつ病』を併発しやすいと言われており,その頃が一番つらかったですね(山田・山田,2014)。
非常にきれい好きだった私ですが,『うつ病』になった頃は,部屋は散らかり放題で,お風呂にもほとんど入れず,ベッドから起き上がることができませんでした。
心では毎日焦っていても,体が全く動かないのです。
重力が2倍,3倍のように重くなり,何もできる気がせず,すべての希望を失っていました。
なんとか心療内科・精神科に通って,主治医の先生に相談した結果,既に服用していた薬の『セルトラリン』から『イフェクサー』に変更しました。
『イフェクサー』を飲み始めると,少しずつ効果が表れ始め,嘘のように体が動くようになりました。
つらい気持ちがすべて消えたわけではありませんが,散らかった部屋の掃除ができるようになり,お風呂にも入れるようになりました(泣)
毎日,欠かさず『イフェクサー』を服用して,日常生活への支障がなくなった頃,『うつ病』は寛解していました。
じゃあ「ハッピーハッピーじゃないか」と思われるかもしれませんが,今度は胸につっかえるような「不安感(モヤモヤ)」に意識が向くようになったのです。
つまり,『うつ病』という大きな苦しみに覆い隠されていた『不安障害』が顔を出したのです。
あくまで,私の体験談ですが,『イフェクサー』は「うつ症状」には劇的に効いたものの,胸に刺さったような「不安の刃」までは抜いてくれなかったのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は,「『うつ病』が寛解したら『不安障害』がまた顔を出した(体験談)」をご紹介させていただきました。
『うつ病』との闘病生活は本当につらかったですし,毎日「死にたい」とばかり思っていました。
ですが,元々『不安障害』の治療をしていたため,『うつ病』に早く対処することができ,1年ほどで寛解することができました。
ただし,「うつ症状」が消えると,それまで「うつの闇」に覆い隠されていた「不安感」が優位になって,また顔を出したのです。
以上は,あくまで私の体験談です。
本記事が同じような状況にいらっしゃる方の参考になりましたら幸いです🍀
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【参考文献】
福西 勇夫 (監修) (2008) . 不安障害がよくわかる本
主婦と生活社
福西 勇夫 (監修) (2019) . ウルトラ図解 不安障害と
パニック——正しく理解して対応・克服する
ためのガイド—— 法研
貝谷 久宣 (監修) (2017) . 社交不安症がよくわかる本
講談社
木村 昌幹 (2009) . 精神科医が書いたあがり症はなぜ
治せるようになったのか 現代書林
岡田 尊司 (2019) . 社交不安障害——理解と改善のための
プログラム—— 幻冬舎
清水 栄司 (2014) . 自分で治す「社交不安症」 法研
山田 和夫 (監修)・山田 和惠 (監修協力) (2014) .
図解 やさしくわかる社会不安障害 ナツメ社
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