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周りの目が気になる心理:社会不安障害(SAD,対人恐怖症)と「透明性の錯覚」

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    セシル

    こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀

     今回は,「周りの目が気になる心理:社会不安障害(SAD,対人恐怖症)と透明性とうめいせい錯覚さっかくについてお話をさせていただきます。

    目次

    社会不安障害(SAD,対人恐怖症)とは??

     「社会不安障害」とは,ひとことでいえば「対人恐怖症」「あがり症」のことです。

     大勢の人の前で発表を行う時など,主に人から注目を浴びる場面で過度に緊張してしまい,さまざまな症状を伴う病気です。

     社会不安障害は,英語でSocial Anxiety Disorderと表記され,SADと略されます。

     最近では,“社交”不安障害とよぶのが一般的です。

     社会不安障害(SAD,対人恐怖症)について,詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

    周りの目が気になる心理:社会不安障害(SAD,対人恐怖症)と「透明性の錯覚」

     社会不安障害(SAD,対人恐怖症)やあがり症の方は,人前でのスピーチや大勢での飲み会でとても緊張してしまいます。

     あるいは,そういう場を避けてしまうことがよくあります。

     「緊張していることが皆にバレたらどうしよう」

     「会話に入れなくて,疎外感そがいかんを感じるかもしれない」

     こんなふうに不安になったことはありませんか。

     ですが実際は,あなたが思うよりも他の人はあなたのことを分かっていません。

     人の心理には「透明性の錯覚」というものがあります。

     透明性の錯覚とは,自分の心の中が相手に見透かされていると過大評価してしまうことです。

     「透明性」が相手に自分の心の中を見透かされる性質を意味し,「錯覚」は見透かされていると錯覚する(誤解する)という意味です。

     人は実際以上に自分の心の中が相手に伝わっていると誤解するという傾向があることが心理学の研究で明らかにされています。

     この透明性の錯覚は,日常場面においても頻繁に起こり得ます。

     たとえば,

     「不安障害であることが相手に知られていたらどうしよう」

     ⇒ 人はあなたが思う以上に鈍感ですし,不安障害という病気を知らない方も多いです。

     「好きな人のことで頭がいっぱいだ。隠しているけど相手や皆にバレているかもしれない」

     ⇒ あなたが思うより皆には知られていませんし,相手にもあなたが思うほど伝わっていません。

     「みんなの前で発表しなければならない。緊張していることがバレたらどうしよう」

     ⇒ 発表は誰でも緊張するものです。あなたの心臓がバクバクしていても誰にも聞こえていません。

     「こんなに辛い思いをしているのだから,みんなが分かってくれているだろう」

     ⇒ あなたが辛い思いをしていることをほとんどの人は気づいていません。

     などのことが考えられます。

     

     とくに,社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の方は,他者にどう思われているか,悪く思われたのではないか,というように他者からの評価に非常に敏感になっています。

     そういう意味では,まさに透明性の錯覚に陥っている状態といえます。

     しかし,錯覚は錯覚でしかなく,人はそもそも他人にそんなに関心がありません。

     あなた自身も他の人の心を見透かすことはできないように,他の人もあなたの心の内は分からないのです。

     実際,初対面の席などにおいて,非常に緊張していたことなどを後で伝えてみると,

     「そうだったの?全然わからなかったよ」と言われたことはありませんか。

     透明性の錯覚の心理が教えてくれることは,

     相手はあなたが思うほどこちらの心理状態を推測できない,関心ももっていない,

     つまり「気にしすぎる必要はない」ということです。

     社会不安障害の治療は「薬物療法」と「精神療法」が基本ですが,

     まずスタートラインとして「誰も自分のことは気にしていない」「自分が気にしすぎているだけなんだ」ということを理解しておくことが大切です。

     治療によって精神的に安定して,物事を冷静に考えられるようになれば,自然とそのことが受け入れられるようになります。

    周りの目が気になる心理:まとめ

     いかがでしたでしょうか。

     今回は,「周りの目が気になる心理:社会不安障害(SAD,対人恐怖症)と透明性の錯覚」についてお話しさせていただきました。

     こちらが思っているほど,相手はこちらのことを理解できませんから気にする必要はないということです。

     少し気持ちが楽になったでしょうか。

     自分自身で自分にプレッシャーをかけすぎないようにしてくださいね。

     少しでもあなたの心が楽になることを願っております。

    セシル

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    【参考文献】

    貝谷 久宣 (監修) (2017) . 社交不安症がよくわかる本
      講談社

    鎌田 晶子 (2007) . 透明性の錯覚——日本人における
      錯覚の生起と係留の効果—— 実験社会心理学研究,
      46 (1), 78-89.

    木村 昌幹 (2009) . 精神科医が書いたあがり症はなぜ
      治せるようになったのか 現代書林

    岡田 尊司 (2019) . 社交不安障害——理解と改善のための
      プログラム—— 幻冬舎

    清水 栄司 (2014) . 自分で治す「社交不安症」 法研

    山田 和夫 (監修)・山田 和惠 (監修協力) (2014) .
      図解 やさしくわかる社会不安障害 ナツメ社

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