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『親ガチャ』とは?? ~ 私が伝えたいメッセージ ~

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セシル

こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀

 今回は,今話題の『親ガチャ』についてお話しさせていただきます。

 少しシビアなテーマになるかもしれませんが,親ガチャのポジティブな側面についてもお話しさせていただきます。

目次

『親ガチャ』とは??

 『親ガチャ』とは,自分の将来・才能・能力・生活環境などは「どの親の元に生まれてくるか」で決まり,それによって人生が大きく左右されるという考え方のことです。

 たとえば,ルックスや運動神経,性格,学力や学歴,経済水準など,

 あらゆる分野において,子どもは生まれながらにして両親の影響を受けているということが考えられます。

 経済的に恵まれた家庭に生まれれば,それだけ高い教育が受けられるかもしれませんし,

 貧しい家庭に生まれれば,進学できずに家計を支えるために,人より早く働かなくてはならないかもしれません。

『親ガチャ』とは??:『親ガチャ』の根拠

 先に結論をいうと,人生に『親ガチャ』はあります

 精神論ではなく,統計を見れば一目瞭然です。

 私は「専門社会調査士」の資格を有しており,大学院生の頃に,日本人のデータの分析を繰り返していました。

 大学教授の講義においても,私の分析からも,親の学歴は子の学歴に,親の収入も子の学歴に影響するということが分かっています。

 つまり,単純に高学歴な親の子どもほど高学歴になる傾向があります。

 現実の社会においても同様に,親ガチャの影響を観察できます。

 私の好きなバスケットボールのNBA選手も親がNBA選手です。

 遺伝子の影響はもちろん,親がバスケットボールの教育にもとても熱心だったようです。

 政治家の子どもが政治家に,医者の子どもが医者になるということもよく聞くお話ですね。

 容姿端麗な親の子どもが美人であったり,イケメンだったりする事もよくありますね。

 競走馬の例で考えてもよく分かりますが,優秀な種牡馬(種馬)は高額で取引きされています。

 競走馬としての能力に親の遺伝子が大きく影響することが分かっているからです。

 同じ生物でありながら,人間だけが親ガチャの影響を受けないと考えるほうがむしろ不自然といえるでしょう。

 また近年,社会学の分野で注目されているのは「親の教育期待」というものです。

 お金よりも何よりも,親が子どもにどれだけのレベルを求めるかが子どもの将来に強く影響するという事がデータから分かっています。

 「必ず一流大学に進学させたい」

 「医者になってほしい」

 「プロスポーツ選手になってほしい」

 など,子どもに対する親の期待は,子どもの教育や接し方に表れ,子どもの将来に大きな影響を与えます。

 「お受験ママ」なんていう言葉もあるくらいですからね。

 つまり,親ガチャには,遺伝子などの「先天的要素」だけでなく,親から受ける教育や生活環境などの「後天的要素」もあるということです。

 それだけ子どもの人生にとって,親ガチャは強力な影響を及ぼすものであるということが分かりますね。

 また,親ガチャの議論においては「とんびが鷹を生むこともある」というような反論を受けることもありますが,どんなものにも必ず例外はあります。

 それは本当に限りなく少ないからこその例外なのです。

 「とんびが鷹を生む」とは,「ほとんどのとんびは鷹を生まない」という逆説でもあります。

 「とんびが鷹を生む」ということが頻繁に起こるなら,その言葉はそもそも生まれていないかもしれませんね。

 シビアな現実かもしれませんが,親ガチャは古来からずっと存在しています。

『親ガチャ』とは?? ~ 私が伝えたいメッセージ ~

 さて,親ガチャについてのシビアな現実をお話ししましたが,

 データにはネガティブな側面もあれば,ポジティブな側面もあります。

 親ガチャについては,恵まれた方とそうでない方とでは,受け取り方が全然違うかもしれません。

 ただし,変えられないものは変えられませんし,現実を受け入れるのも大人です(子は親を選べませんし,お金持ちの家庭に生まれ直すこともできません)。

 才能やルックスに優れるから女優やアイドルを目指したり,歌が上手だから歌手を目指せる,

 それらは自分の将来を考えるうえで役立つポジティブなデータでもあります。

 「自分はどの分野に投資すれば,より早く成功することができるか」

 「逆にどんなことが向いていなくて避けるべきなのか」

 「向いていないことに挑戦するからこそ,自分には人の何倍もの努力が必要だ」

 などと考えることができます。

 子どもをもつ親の立場では,子どもの将来を考えたり,子どもにどんな人間になって,どういう人生を送って,幸せになってほしいかを考える事ができます。

 そして,確実に言えることは,人にはそれぞれの人生のスタートラインや可能性に違いがあるかもしれないけれど,

 決して努力は無駄ではなく,あなた自身の「最高」と「最低」には大きな差があるということです。

 私は,子どもの頃に憧れたプロスポーツ選手になる才能はありませんでしたが,自分のなれる最高を目指そうと思っています。

 そして,少しでも自分の可能性の枠を超えてやりたいと強く思っています。

 また,他者と自分を比べないことは,心豊かに生きるためにとても大切なスキルですが,

 仕事や受験など,人生においては競争を避けられない場面がいくつもあります。

 あくまで戦って生きるなら,自分自身にできる最高・最善を目指し,他者との競争を強いられる環境で生きるのなら,

 親ガチャの現実を嘆くのではなく「自分の持っているカードで勝負するしかない」と割り切って,

 自分にできる事を誠実にやっていくという事が,強く尊い生き方だと私は思います。

『親ガチャ』とは??:まとめ

人生に『親ガチャ』はある

・現実を見れば一目瞭然(親ガチャには科学的根拠がある)

・変えられないものは変えられない(ただし,例外はある)

・持っているカードで勝負する

自分自身の最高・最善を目指そう

 いかがでしたでしょうか。

 今回は少しシビアな内容だったかもしれません。

 人生には多様なスキルが必要ですから,いま戦える状態にない方も,そもそも戦う必要がないという方も,すべて正しい考え方だと思います。

 また,親から虐待被害を受けている場合は,

 親は変えられなくても,第三者に助けを求めたり,親から避難する必要があるかもしれません。

 人の生き方はそれぞれですから,本記事を「物事を柔軟に考えるうえでの一つの視野」として捉えていただけますと幸いです。

セシル

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