
こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀
今回は,「『子ども部屋おじさん』と『子ども部屋おばさん』の特徴とは?? 何が悪いの??」についてお話しさせていただきます。
『子ども部屋おじさん』と『子ども部屋おばさん』の特徴とは?? 何が悪いの??
『子ども部屋おじさん』,『子ども部屋おばさん』の特徴とは??

『子ども部屋おじさん』とは,実家で親と同居している中年男性のことであり,『子ども部屋おばさん』も同様に実家で親と同居している中年女性のことを揶揄するネットスラングです。
大人になってからも,実家で親に与えられた子ども部屋に住み続けているという特徴から生まれた言葉であり,『こどおじ』,『こどおば』と略されることもあります。
基本的にネガティブな意味合いで用いられ,自称する場合も “自虐” や “謙遜” である場合がほとんどです。
『子ども部屋おじさん』,『子ども部屋おばさん』の何が悪いの??

『子ども部屋おじさん』,『子ども部屋おばさん』について,「嘲笑されて当然だろう」と思う方もいれば,傷ついている方もいらっしゃると思います。
ただ,私はこれは視野狭窄な「精神論」でしかないと思います。
就職氷河期世代の方々もいたり,若者の未婚率も上昇している昨今,様々な理由で『子ども部屋おじさん』や『子ども部屋おばさん』になる方が増えるのは自然なことです。
また,「大人になったら家を出るのが当然」という考えのもとに「そうでない人よりも自分は偉い」と思い込んで,相手を中傷する “マウンティング” にもなっています。
「多様性」が認められる時代になりつつある今,1つの価値観に則さないものを社会的に排除してしまう考え方こそ,後進的な考え方かもしれません。
家族の数だけそのパターンがある!!

私の結論は「家族の数だけそのパターンがある!」ということです (^^♪
「大家族向けの広い家に住んでいる方」
「実家や地元の居心地が良いという方」
「経済的理由で実家を出るのが難しい方」
「病気やケガによって自宅療養中の方」
「介護や家業を手伝っている方」
などなど,本当にさまざまな家庭の事情があります。
もちろん,実家を出て,生活している方も立派だと思いますし,1人暮らしでゴミ屋敷になっているような方もいらっしゃると思います。
私は,20代の頃に実家を出て,30代で戻ってきたので『子ども部屋おじさん』に該当します。
私の場合,元々母子家庭だったので,専業主婦の母親がいたことは一度もありませんし,家事や掃除はほとんど私がやってきました。
今では,母親も高齢なので,買い出しや力仕事,IT機器の設定や実家の修繕,祖母の介護の手伝いなど,
できる限りの支援をして,お互いに助け合って暮らしています (^^♪
中年以上の方で,実家暮らしの方は,他にもたくさんいらっしゃり,ここには書ききれないほど,さまざまな家庭があり,家族の数だけそのパターンがあります。

あるテレビ番組では,「子ども部屋おじさんは,家事や料理をすべて親にやってもらっていて “気持ち悪い”」というような話をされていました。
前提として “偏見” があり,その偏見について誰も指摘しないという視野狭窄な議論が報道されていたのです。
さまざまな事情や背景を無視して,『子ども部屋おじさん』のステレオタイプだけで議論すること自体,精神的に成熟した考え方とは思えません。
また,その番組に出演されていたアナウンサーの方々が話す「人生観」は,非常に恵まれた方の発想のように感じました。
世の中には,さまざまな事情で仕事を続けられる状態になくて,自信を無くされている方々もたくさんおられます。
心理学的に「自己」と「他者」は全く別の存在ですから,自分の考えを他者に押しつけたり,誰かを蔑んで傷つけたりするのは全く違うお話です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は,「『子ども部屋おじさん』と『子ども部屋おばさん』の特徴とは?? 何が悪いの??」についてお話しさせていただきました。
私は,実家を出て,また戻ったので,「1人暮らし」と「実家暮らし」の両方を経験しています。
ためになる実家暮らし(1人暮らし)もあれば,ならない実家暮らし(1人暮らし)もあります。
大切なことは,自分自身や家族の方にとって,その時々のベストな選択をすることです。
ネガティブな蔑称など気にせず,“自分軸” を大切にして生きていくことが大切だと思います。

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