『親ガチャ』と『片親パン』の意味とは?? 言葉はどこまで許されるのかを考える

片親パンと呼ばれる食品の例
    \ この記事が気に入ったらぜひシェアしてくださいね!/
    セシル

    こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀

     今回は,「『親ガチャ』と『片親パン』の意味とは?? 言葉はどこまで許されるのかを考える」についてお話しさせていただきます。

    目次

    『親ガチャ』の意味とは??

     『親ガチャ』とは,自分の将来・才能・能力・生活環境などは「どの親の元に生まれてくるか」で決まり,それによって人生が大きく左右されるという考え方のことです。

     たとえば,ルックスや運動神経,性格,学力,経済水準など,あらゆるものが親ガチャの影響を受けると考えられます。

     大金持ちの家庭に生まれたり,どこの国で生まれたか,などを親ガチャとして捉えるということです。

     また,恵まれているかどうかの感じ方も人それぞれです。

     「親ガチャに失敗した」と言われても,責任を感じ過ぎる必要はありません。

     なぜなら,あなたの親も,その親の親も,ずっと親ガチャが続いていますから,そもそもたった1人で責任を負えるものではないからです。

     これしかない”かけがえのない人生”をどう生きるかのほうが大切ですね。

     親ガチャについては,下記の記事で詳細に説明しておりますので,ぜひご覧ください。

    『片親パン』の意味とは??

     『片親パン』とは,「量が多くて安価な菓子パン」のことです(産経ニュース,2023)。

     元は,ひとり親家庭の方が,ひとり親家庭の子どもは「5個入りのクリームパンを食べて育つ」という説を動画で紹介したことから広まったようです(産経ニュース,2023)。

     なので,一種の自虐ネタですね (^_^;)

     『親ガチャ』は,社会学的な意味合いもありますが,『片親パン』の”片親”という言葉は,ひとり親家庭の方を差別する表現にもなるので,どちらかと言えばネガティブな言葉です。

     私自身も母子家庭出身ですが,「片親」と言われて気にしたことはありません。

     両親のいない方だっておられますし,両親がいても不仲だったり,虐待を受けていたという方もおられますから,家庭の数だけそのパターンがありますから。

     ちなみに,片親パンと呼ばれるパンは好きです。安くて美味しいですから (^^♪

     「体に悪いのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが,ほとんどの加工食品が,塩分・糖分過多であり,添加物もたくさん入っていますから,体に良くないものが大半だと思います。

    (※もちろん,健康に配慮された加工食品もあります)

    『親ガチャ』と『片親パン』の意味とは?? 言葉はどこまで許されるのかを考える

     『親ガチャ』『片親パン』など,言葉はどこまで許容されるのかというと,ケースバイケースです。

     今後も多くの “ネットスラング” が生まれ続けるでしょうし,流行語のように定着するものもあれば,問題になるものもあるでしょう。

     全ての表現を完璧に規制することは難しいですし,憲法第21条で保障されている「表現の自由」もあります。

     でもだからと言って,何でもありや制限のない自由もあり得ないですよね。

    ケースバイケース ①:問題のない場合もあれば,問題のある場合もある

     ひとまず,当事者が自虐的に言う分には,問題ないと思います。

     たとえば,「私はメンヘラです」,「老害です」のように,自分自身を揶揄やゆするのは,ある種のコミュニケーション・スキルであり,ユーモアでもあるので,特段問題はありません。

     好んで用いられる場合もありますが,ほとんどは謙遜けんそんとして用いられます。

     ただし,相手に対して言うのはダメですよ!

     たとえ,「メンヘラです」と自称されている方であっても,その方に対して「メンヘラ」と言って良いとは限りません。

     言葉の感じ方は人それぞれですが,自分で言うのは「自虐」でも,相手に対して言うのは「侮辱」になりかねないからです。

    ケースバイケース ②:悪意がなくても人を傷つけてしまうことがあるので配慮が必要

     特に難しいのは,自虐で言う場合でも,周りの人が傷ついてしまう場合もあるということです。

     たとえば,『片親パン』という言葉は,私にはユーモアのセンスのある自虐ネタに感じられましたが,私の母親は「グサッとくる」とのことでした。

     同じようなことは日常に溢れています。

     たとえば,「私は太っているから」と言っても問題ありませんが,それを見聞きした人が傷つくということがあります。

     「私なんてもう50歳だから」といえば,「じゃあ55歳の私はどうなるの?」と傷つくかもしれません。

     これに関しては,周りの空気を読んで,できる限り配慮するしかありません。

     悪意をもって発言するのは論外ですが,悪意がなくても誰かを傷つけてしまうことはあります。

     でもそれはお互いさまですから,発信者が配慮するように,受信者も寛容さが必要です。

     相手に悪意がないということを理解できるのも大人であり,重要なコミュニケーション・スキルの1つだと思います。

    セシル

    この記事が気に入ったらぜひシェアしてくださいね🍀

    \ ポチッと応援をお願いします!/

    にほんブログ村 メンタルヘルスブログ ストレスマネジメントへ
    にほんブログ村

    \ 不登校の方を支援するサービスはこちら!/

    \ オンラインカウンセリングはこちら!/

    【引用文献】

    産経ニュース (2023) . 「親ガチャ」「片親パン」…
      若者の間で格差示すネットスラングが先鋭化
      差別助長に懸念
      産経ニュース Retrieved from https://www.
      sankei.com/article/20230119-5JV2VF5SAR
      BE7IASQCQDWTDJE4/(2023年3月22日)

    \ この記事が気に入ったらぜひシェアしてくださいね!/
    片親パンと呼ばれる食品の例

    この記事が気に入ったら
    フォローしてね!

    コメント

    コメントする

    目次