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心理学『ピグマリオン効果』:教育は思い込みの力!? 親御さんに知ってほしい!

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セシル

こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀

 今回は,「心理学『ピグマリオン効果』:教育は思い込みの力!? 親御さんに知ってほしい!」について解説させていただきます。

目次

心理学『ピグマリオン効果』:教育は思い込みの力!? 親御さんに知ってほしい!

 『ピグマリオン効果』とは,『教師期待効果』とも呼ばれ,「教師が生徒に対してもっている期待が,実際の生徒の成績に影響を及ぼす」ことです(深谷,2006)。

 研究では,生徒の知能テストを行った後に,心理学者が「特定の生徒の知能テストの成績が良かった」と担任の先生に伝えます。

 すると,その後1年間で,その生徒の成績が飛躍的に伸びたのです!

 しかし,実際は,

 最初の知能テストの結果で「成績が良かった」と伝えられた生徒の情報は全くのデタラメでした。

 つまり,心理学者は知能テストの結果で嘘を教えたのですが,担任の先生が「この生徒は伸びるんだ」と思い込むことによって,

 その生徒に対する教育や接し方,働きかけの量が変わり,成績が向上したと考えられているのです。

 これを心理学では『ピグマリオン効果』と呼び,ギリシャ神話に登場する王様が名前が由来となっています。

 なんとも,えこひいきな研究ですよね (^_^;)

 「教育心理学」の分野では非常に有名な研究ですが,1964年に実施された研究なので,

 おそらく現代では,研究倫理や人権意識の観点から実施することができないと思います(笑)

心理学『ピグマリオン効果』:まとめ

・『ピグマリオン効果』とは,教師の生徒に対する期待が,生徒の成績に影響を及ぼすこと(深谷,2006)

・教師の期待によって,その生徒に対する教育方針や接し方,働きかけの量が変化する

 いかがでしたでしょうか。

 今回は,「心理学『ピグマリオン効果』:教育は思い込みの力!? 親御さんに知ってほしい!」について解説させていただきました。

 この研究の結果は,教師だけではなく,親や養育者が子どもの可能性を信じて,積極的に教育を行うことで「成績は必ず伸びる!」ということを示唆しています。

 逆に,「この子はダメだ」と思って接すると,成績が下がる現象を『ゴーレム効果』と呼びます。

 『ピグマリオン効果』については,親御さんにもぜひ知っておいてほしいですね。

 子どもの可能性を信じて,質量ともに一生懸命に働きかけることはとても大切なことです🍀

セシル

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【引用文献・参考文献】

深谷 優子 (2006) . 第6章 (6-4) 教師・授業
  森 敏昭 (編)・秋田 喜代美 (編)
  教育心理学キーワード (pp. 159) 有斐閣

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