こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀
今回は,「『心のスルースキル』とは?? 人間関係のストレスを低減するテクニック」について解説させていただきます。
『心のスルースキル』とは?? 人間関係のストレスを低減するテクニック
現代社会における人間関係は一昔前よりも非常に複雑になっています。
職場,学校,家庭,地域に加えて,SNS,インターネット,オンラインゲームなど,24時間365日,人間関係があります。
そして,人間関係が悩みやストレスの9割と言われています。
今の時代だからこそ『スルースキル』が重要なのです。
『スルースキル』とは??
『スルースキル』とは,誰かに失礼なことや嫌味を言われたりした時に上手く受け流す “スキル” のことです。
誰かに言われた心無い言葉によって,メンタルダウンしてしまわないために,非常に重要なスキルです (^^♪
対人場面で使える『スルースキル』
対人場面で使える具体的な『スルースキル』をご紹介させていただきます (^^♪
1.無視する
最もシンプルな『スルースキル』は,相手を「無視」することです。
相手から失礼なことを言われたら,完全に無視をするのです。
無反応を貫いてその場を去ったり,他の人に話題を振って背中を向けたりします。
相手に対して一切リアクションを取らないということです。
とくに,SNSやインターネット上の『スルースキル』は「無視」が基本です。
ただし,対人場面において,職場の上司などに対しては使いづらい手法です (^_^;)
2.聞き流す
「聞き流す」のも日常でよく使われている『スルースキル』です。
たとえば,完全に無視をすることが難しい状況の時に,気に留めずに聞き流すのです。
要するに,大した反応をせず「バカなことを言ってるなあ」といった感じに聞き流すのです。
対人場面とインターネット上のコミュニケーションのどちらに対しても有効です。
3.聞こえないふりをしてその場を去る
無視をするのとは違って,あくまでも「聞こえていないふりをしてその場を去る」というのも『スルースキル』です。
相手は自分の言動がすべったかのような気持ちになりますし,相手に考えさせることができます。
後で,聞かれても知らんぷりを決め込めば良いのです。
たとえ,周りに人がいても失礼なことを言う相手が悪いのですから,冷たくその場を去りましょう。
4.肩透かしで返す
嫌味を言われてた時に「肩透かし」で返すのも『スルースキル』です。
たとえば,「はあ,そうですかー,すごいですねー」と気の抜けた返事だけをして,まともに相手にしないということです。
相手に失敗したと思わせるような空気にするのがコツです。
5.質問で返す
上級者向けですが,「質問で返す」というのも相手の意表を突く『スルースキル』として非常におすすめです。
たとえば,
相手「○○さんって△△だよねー」
自分「△△とは?? 何がしたいのですか??」
のように,すかさず食い気味に言って相手の意表を突くのがコツです。
そのまま質問攻めにして,相手を困らせて形成逆転してしまいましょう (^^♪
ただし,対人場面では有効ですが,ネットやSNSは考えて返答する時間があるため,効果を発揮しない場合もあります。
6.相手の予想を上回る返しをする
「相手の予想を上回る返しをする」というのも上級者向けの『スルースキル』です。
たとえば,私は相手に「男のくせに,Instagramなんかやってるの?笑」と言われて,
「うん,女子力高いから」と即座に言い返して,相手を黙らせたことがあります。
相手はこちらを馬鹿にするつもりが,予想を超えるエレガントな返しをされたことで,失敗したような雰囲気になるのです。
他にも「君は人のことを見下している」と不満を言われたら,
「え? そんなことを言うあなたのほうが私のことを見下していますよね」というように,
「相手の矛盾をつく」のも相手の予想の上を行くエレガントな返しです (^^♪
7.ネットでは戦わない
SNSやインターネットの掲示板などは,対面でのコミュニケーションと大きく異なるため,予め「戦わない」と決めておくことも『スルースキル』です。
ネットでは,相手の顔が見えず,匿名である場合がほとんどであるため,より攻撃的で悪意のあるコメントが多くなります。
対面でのコミュニケーションと比べて時間の制約も受けにくいため,いつまでも「レスバトル」が終わらないということもあります。
たとえ,相手を言い負かしても,逆恨みをされてネットストーカーのような嫌がらせを受けるかもしれません。
ゆえに,「ネットでは戦わない」ということを予め決めておくことも重要な『スルースキル』です。
8.危険人物とは距離を置く
社会生活において,あなたにとって “危険な人物” とは距離を置くことが非常に大切です。
たとえば,その人物のいる場所には行かない,その人物の関わる誘いには乗らないなど,徹底してスルーする必要があります。
「断ると嫌がらせをされるかもしれない」という心配があるかもしれませんが,そんな人物と関わったらところで,もっと酷い思いをするのが目に見えています。
一種の災害だと思って,被害を最小化するために可能な限り関わらないようにしましょう。
ただし,断り方はやんわりと角が立たないように (^^)
9.人の悪口を言わない
『スルースキル』の予防線として,あなた自身も人の悪口を言ったり,マウンティングをしないということが大切です。
相手から恨みを買ったり,相手に目をつけられると,攻撃される場面が必然的に増えてしまいますからね。
もちろん何もしなくても嫌味を言ってくる人はいますが,それ以上に増やさないために,自分自身は言わないようにすることが鉄則です。
どうしても鬱憤やストレスが溜まってしまうなら,心理カウンセラーの先生に話して,愚痴を聞いてもらうのがおすすめです (^^♪
カウンセラーには守秘義務があり,あなたの悩みを他の誰にも知られずに済みますし,
カウンセリングは精神の健康のためにも最も建設的な方法です。
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対人場面で使える『スルースキル』まとめ
ここまでご紹介させていただいた『スルースキル』に共通することは,「相手が望むリアクションをとらない」ということです。
これに尽きます。
ムキになって怒った反応をしてしまったら,相手の思うつぼです。
相手は面白がって,さらにやってくるようになります。
「絶対に相手の望み通りにはならない」ということを固く誓っておくことが大切です。
『心のスルースキル』とは??
私が提唱する『心のスルースキル』とは,主に1人でいる時に使うスキルです。
対人場面において,無視をしたり,聞き流したりするスルースキルができている方はけっこう多いと思います。
でも,その場では上手くかわしたつもりでも,後から沸々と煮えたぎるような怒りがこみ上げてきたり,
後になってずっと気になって,傷ついていることはありませんか??
そうならないようにするのが『心のスルースキル』です。
『心のスルースキル』とは,主にアフターケアのことであり,対人場面の後でずっとモヤモヤしてしまう心理に対する “スルースキル” です。
モヤモヤする時に使える『心のスルースキル』
モヤモヤする時に使える『心のスルースキル』をご紹介させていただきます (^^♪
1.相手の意図を深読みしない
相手に否定的なことを言われたら,「相手は自分を認めていない」,「相手は自分を見下している」,「自分を貶めようとしている」などと考え過ぎていませんか??
「相手の意図を深読みしない」というのも『心のスルースキル』です。
真面目な方ほど,しっかり考えたり,受け止めなくてはいけないというような思い込みが強いものです。
相手の意図を深読みしないために「考えなくてはいけない」という思い込みを捨てるのです。
どんなに考えても人の心は見えませんし,言った本人でさえよく分かっていないことも多いですからね (^_^;)
2.悪意を気にしない
相手の意図を深読みしないことと似ていますが,そもそも悪意であろうが「相手の悪意を気にしない」と決めておくのです。
これからも悪意あることを言ってくる人はいるでしょう。
そもそもあなたを貶めようとする悪意なんて気にしなくていいのです。
悪意がある時点で,何を言われようが相手が100%悪いですからね (^_^;)
「相手の悪意を気にしない」のも『心のスルースキル』です。
3.無心で行動する
「無心で行動する」というのも『心のスルースキル』です。
何も考えないようにする,あるいは自分の気持ちを無視して行動するのです。
朝起きると,なんだかしんどいということもあるかもしれません。
それがなぜかは考えずに,シャワーを浴びたり,朝ごはんを食べたりと1日のルーティンをこなすのです。
行動することよって “心理状態” も変わってきますし,しんどかったのにやるべき事ができている自分に自信をもてるようになります。
4.相手より自分を信じる
後でクヨクヨと気にしてしまうのは,あなたに自信がないことが原因である場合もあります。
そんな時こそ自信をつけるチャンスです!
誰に否定されようが,あなたの信念を強く信じるのです。
それを1ヵ月,1年,10年と繰り返していけば,どんどん習慣化されて強化されていきます。
「相手よりも自分を信じる」ことこそ『心のスルースキル』です。
5.誠実な指摘であれば素直に認めて改善する
相手から言われたことに抵抗するほど心理的に葛藤して,ストレスが増大してしまいます。
もし指摘されたことが誠実な内容であれば,「素直に認めて改善する」ことで心が楽になります。
これも立派な『心のスルースキル』です。
ただし,誠実な指摘にも悪口が混ざっていることや言い方が酷いということもあります。
たとえば,「そのやり方は間違っている。バカなの?」のような感じです。
「バカなの?」は悪口ですし,こちらが間違えた部分だけ直して,悪口はスルーしましょう。
悪口がなくても言い方が挑発的なら「子どもだなあ」と思ってスルーしましょう。
6.スルースキルができる自分を褒める
『スルースキル』ができている自分を認めて褒めることも『心のスルースキル』です。
これを繰り返すことで『スルースキル』の有効性を確信できますし,コミュにケーションにおける自信もついていきます。
そもそも『スルースキル』を身につけることは簡単ではなく,自分の癖を直すことはとても大変なことなのです。
それができているあなたは本当に素晴らしくて,強くて,コミュ力に秀でているのですから,どれだけ自分を褒めても褒めたりないくらいです (^^♪
7.上手にスルーできない自分を許してあげる
上手にスルーすることができなくても自分を許してあげてください。
そもそも酷いことを言う相手が悪いのです。
たとえこちらの落ち度や弱点をつかれても,それを利用して,悪意を向けてくる相手が悪いのです。
「自分を責めない」というのも『心のスルースキル』です。
8.カウンセリングで心を癒す
後から,言われたことを引きずってしまってつらい時は,心理カウンセラーの先生に相談してみてください。
専門家のサポートを借りて,あなたの気持ちを整理して,良い方向に導いてもらうことは,あなたの心にとって非常に大切なことです。
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モヤモヤする時に使える『心のスルースキル』まとめ
複雑化する人間社会において『スルースキル』が非常に重要になってきていますが,後からしんどくなるということも多くの方が経験されていることだと思います。
『心のスルースキル』は,そんな時のためのアフターケアであり,深く考え過ぎないことや自分を癒したりすることで,心の健康を保ち続けるスキルです。
『スルースキル』と『心のスルースキル』を使って,24時間365日スルーし続けることが理想です (^^♪
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は,「『心のスルースキル』とは?? 人間関係のストレスを低減するテクニック」について解説させていただきました。
社会には,人を貶めようとする方がたくさんいるのが現実です。
最初は上手くスルーできなくても,何度も試行錯誤するうちに,あなたらしい『スルースキル』の方法も身についていきます。
あなたの心を守るために,相手の望むリアクションをとらないことが大切です。
あなたの人生がより良いものになることを願っております🍀
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