こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀
今回は,「コロナ世代の若者に『対人恐怖症』が増えた!?」についてお話しさせていただきます。
コロナ世代の若者に『対人恐怖症』が増えた!?
人類にとって,コロナが脅威であることに変わりはありませんが,
社会はコロナ前の日常を完全に取り戻しつつあり,学校や仕事はもちろん,旅行や飲み会も増えましたね (^^♪
初期のコロナ禍に比べれば,コロナのニュースもずいぶんと減りましたね。
ただし,コロナ禍に入って,就職難や経営難によって,生活に困窮されている方々が増えたことも周知の事実です。
なかでも,コロナ禍によって,私が案じているのは『コロナ世代』と呼ばれる若者たちのことです。
人格形成にとって,非常に大切な時期である10代の頃に,
コロナ自粛によって,強制的にひきこもり状態にされた若者たちがたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
大学生であっても,オンライン授業が中心となり,友達ができず,学校に馴染めないまま退学してしまった方も多いという話を大学の先生から聞きました。
『コロナ世代』の若者のみなさんが『対人恐怖症』になったというわけではありませんが,
コロナによって,コミュニケーションの機会の大部分を奪われたことは事実だと思います。
オンライン上のコミュニケーションは,実際に同じ空間で対面するコミュニケーションとはずいぶん違います。
たとえば,チャットだけなら自分の声や顔を知られることはありません。
写真や動画も加工技術が進歩して,ごく自然に自己像を美化することができる時代です。
ゆえに,「会って,実際の姿を見られるのが怖い」という若者も増えているそうです。
『対人恐怖』に加えて,『視線恐怖』や『会食恐怖』などの症状が促進されたという可能性もあり,
これらは私が長年にわたって闘病してきてた『社会不安障害(SAD,社交不安障害)』の代表的な症状でもあります。
コロナ禍の自粛生活においては,ひきこもらざるを得なかったのですが,
それによって,いわゆる『対人恐怖症』の方が増えたり,あるいは症状が強くなったという方は少なくないかもしれません。
まとめ
・コロナ世代の若者に『対人恐怖症』の方が増えていても不思議ではない
・『社会不安障害(SAD,社交不安障害)』の患者数が増える可能性もある
いかがでしたでしょうか。
今回は,「コロナ世代の若者に『対人恐怖症』が増えた!?」についてお話しさせていただきました。
ビジネスにおいても,ほぼオンラインだけで完結できる時代が到来しており,これまでのコミュニケーションの必然性そのものが低下しています。
私自身もブロガーやライターであり,ほぼ完全にオンラインワークですし,コロナ禍は学会もオンライン開催が中心でした。
オンライン化が進んだことによって,いつでもどこでも仕事ができるようになりましたし,遅刻の心配が減り,通勤時間や交通費もかからなくなり,同時に複数の仕事を遂行できるようになりました。
だた,やはり対面でのコミュニケーションでしか得られないものもたくさんあります。
また,オンライン中心の生活によって,副次的に運動不足になったという方もたくさんいらっしゃいますし,私もそのうちの1人です (^_^;)
もちろん,時代の変化に関係なく,生粋の社交家で,コミュ力抜群の若者たちもたくさんいますよ (^^♪
今回の記事は,あくまで私の一考察に過ぎませんが,
コロナ自粛によって,ひきこもり癖がついてしまったという方は少なくないかもしれません。
『Cecil Lab(セシルラボ)』では,『不安障害の体験談』や『心理学』,『メンタルケア』,『自己啓発』などの記事をたくさん発信しておりますので,ぜひ参考に見てみてくださいね (^^)
心に生きづらさを抱えている方々が,ほんの少しでも生きやすくなれば嬉しいです🍀
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【参考文献】
福西 勇夫 (監修) (2008) . 不安障害がよくわかる本
主婦と生活社
福西 勇夫 (監修) (2019) . ウルトラ図解 不安障害と
パニック——正しく理解して対応・克服する
ためのガイド—— 法研
貝谷 久宣 (監修) (2017) . 社交不安症がよくわかる本
講談社
木村 昌幹 (2009) . 精神科医が書いたあがり症はなぜ
治せるようになったのか 現代書林
岡田 尊司 (2019) . 社交不安障害——理解と改善のための
プログラム—— 幻冬舎
清水 栄司 (2014) . 自分で治す「社交不安症」 法研
山田 和夫 (監修)・山田 和惠 (監修協力) (2014) .
図解 やさしくわかる社会不安障害 ナツメ社
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