セシル🍀こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀
皆さんは,対人関係や社会生活に支障なく生活することができていますか?
もし困難さを抱えている場合,その背景には『愛着障害』がある場合があります。
今回は,「【心理学】大人にもある?愛着障害とは?特徴とタイプ」について,わかりやすく解説させていただきます。
【心理学】大人にもある?愛着障害とは?特徴とタイプを心理学の専門家がわかりやすく解説!
愛着とは??

愛着とは,「養育者と子どもの間に形成される緊密な情緒的絆」のことであり(平林,2009),「人と人との絆を結ぶ能力」です(岡田,2011)。
分かりやすく言うと,人生の初期に養育者との間に信頼関係が築けることで,その後の人生においても安心して他者との信頼関係を築いていくことができるようになるのです。
人は,生まれてから亡くなるまでの一生をたった1人だけで生きていくことはできませんから,愛着は人間関係の土台となる重要な要素です。
心理学では,幼少期に形成された愛着は,その後の自己認識や人間関係に大きな影響を与えるとされています。
安定した愛着をもつ子どもは,他者との関係を築く力が高く,困難に直面しても柔軟に対応できる傾向がある一方で,不安定な愛着をもつ子どもは,孤独感や対人不安,過度な依存などを引き起こす傾向があります。
愛着障害とは??

愛着障害とは,幼少期に養育者との間に安定した愛着がうまく形成できなかったことで,愛着形成に支障をきたしている状態のことです。
『愛着障害』は心理学用語であり,正式な病名ではありません。
愛着には,それぞれの愛着のタイプ(愛着スタイル)があり,主に4つに分類されます。
| 愛着スタイル | 特徴 | 対人関係の傾向 |
|---|---|---|
| 安定型 | 自分も他者も肯定的にとらえ,他者を信頼しやすい。他者との感情の共有が得意である。 | 親密さを自立のバランスが取れた関係を築く。人間関係が比較的安定している。 |
| 回避型 | 他者をあまり信用しない。他者との距離を保ち,感情表現を避ける。 | 親密さを避け,独立性を重視するため,人間関係が浅くなりがちな傾向。 |
| 不安型 | 見捨てれることや拒絶への恐れが強く,過度に他者に依存しがち。 | 承認欲求が強く,関係に不安を感じやすい。恋愛では束縛や依存しやすい傾向。 |
| 混合型 (恐れ・回避型) | 回避型と不安型の混合タイプ。親密さを求めつつも傷つくことへの恐れから距離を取りがち。 | 矛盾した行動をとり,関係が不安定になりやすい。 |
『愛着スタイル』は,心理学の研究をもとに発展した理論であり,その後の対人関係や恋愛傾向にも影響を及ぼします。
愛着障害は,それぞれの愛着スタイルの傾向が極端で,人間関係の構築・維持に困難さを抱えていて,社会生活に大きな支障を期待している状態です。
そして,それぞれの愛着スタイルの背景には,養育者の関わり方があります。
| 愛着スタイル | 養育者の関わり方 |
|---|---|
| 安定型 | 養育者が子どもに対して,一貫して温かく,応答的に接することで,子どもは安心感と信頼感を育み,『安定型』の愛着スタイルが形成されます。 |
| 回避型 | 養育者が子どもに対して,感情表現を避けたり,距離をおいた関り方をすることで,子どもは「頼っても応えてもらえない」と感じ,感情を抑える傾向になり,『回避型』の愛着スタイルが形成されます。 |
| 不安型 | 養育者が子どもに対して,優しい時と冷たい時があるなどの不安定な関り方をすることで,子どもは「いつ拒絶されるかわからない」と不安になり,過度に依存する傾向になり,『不安型』の愛着スタイルが形成されます。 |
| 混合型 (恐れ・回避型) | 養育者が子どもに対して,(虐待などの)恐怖や混乱を与える存在である場合,子どもは「近づきたいけれど怖い」という矛盾した感情を抱えるようになり,複雑な『混合型』の愛着スタイルが形成されます。 |
上の表からもわかるように,子どもが発達初期に受ける影響は非常に大きく,養育者の関わり方が子どもの愛着形成に直接的に影響します。
愛着障害を抱える人は,幼少期に虐待やネグレクトを受けている場合もあります。
また,養育者が自分の愛着スタイルに基づいて子どもと関わることで,愛着スタイルが世代間で繰り返される傾向もあります。
大人の愛着障害との向き合い方

幼少期に愛着を形成することによって,安心感や信頼感を持ち,健全な人間関係を築く土台となります。
大人になってからも,人間関係が不安定だったり,依存しがちな傾向のある方は愛着障害かもしれません。
ただし,愛着スタイルは,生涯固定されたものではなく,その後の人生経験や人間関係,自己理解を通じて変化することがあります。
たとえば,安定型のパートナーとの関係を通じて,不安型の人が徐々に安心感を得ていくこともあります。
愛着障害の方は,ありのままの自分自身を理解し,受け入れて,安心できる人間関係を少しずつ築いていくことが大切だと思います🍀
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は,「【心理学】大人にもある?愛着障害とは?特徴とタイプ」について,わかりやすく解説させていただきました。
愛着とは,養育者と子どもの間に形成される絆であり,愛着障害とは,その愛着形成に支障をきたしている状態のことです。
大人になってからでも,自己理解や他者との健全な関係を通じて,より安定した愛着を築くことが可能です。
まずは,ありのままの自分自身を受け入れてあげてくださいね🍀
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【引用文献・参考文献】
岡田 尊司 (2011) . 愛着障害——子ども時代を引きずる
人々—— 光文社
岡田 尊司 (監修) (2019) . マンガでわかる愛着障害
——自分を知り,幸せになるためのレッスン——
光文社
鈴木 昌喜・塚野 弘明 (2007) . 大学生の愛着スタイルと
幼少期の親子関係に関する研究 岩手大学教育学部
附属教育実践総合センター研究紀要, 16, 71-81.








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