【体験談ブログ】社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の人が苦手なこと10選

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セシル

こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀

 私は,約30年かけて『社会不安障害(SAD)』を克服することができました (^^♪

 今回は,「【体験談ブログ】社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の人が苦手なこと10選(体験談)」をご紹介させていただきます。

 あなたはいくつ当てはまるでしょうか?

 どれだけ共感する部分があるでしょうか?

 親御さんであれば,お子さんのことを考えて読んでみてくださいね。

 「自分は社会不安障害かもしれない」と思われている方はたくさんいらっしゃると思います。

 ひとりで悩まずに,病院を受診してみるきっかけになればと思います。

 病院のハードルが高ければ,当サイトに遊びに来ていただけるだけでもお役に立てるかもしれませんので,ぜひいつでも遊びに来てくださいね (^^)

目次

社会不安障害(SAD,対人恐怖症)とは??

 『社会不安障害』とは,ひとことでいえば『対人恐怖症』『あがり症』のことです。

 大勢の人の前で発表を行う時など,主に人から注目を浴びる場面で過度に緊張してしまい,さまざまな症状を伴う病気です。

 社会不安障害は,英語でSocial Anxiety Disorderと表記され,SADと略されます。

 最近では,“社交”不安障害とよぶのが一般的です。

【体験談ブログ】社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の人が苦手なこと10選

自己紹介をする

 社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の方は,自己紹介がとても苦手です。

 いつも相手にどう思われているかが気になってしまうので,つい口ごもりがちになってしまいます。

 また,人には言えないコンプレックスなどがあると,相手に何を聞かれるのかが怖くて構えてしまいます。

人混みの中にいく

 人混みの中は,人がたくさんいて,息苦しさを感じることがあります。

 騒音や雑音も多く,敏感な方は神経をすり減らして疲れきってしまいます。

 人が多い祝日などに繁華街に行くのを避けたりするかもしれません。

人が見ている前を通り過ぎる

 狭い通路や学校の廊下,コンビニの前に溜まっている人たち,じっと見られながら前を通るのは苦手ではありませんか?

 どうしても人の方に意識が向いてしまい,ぎこちない歩き方になってしまうかもしれません。

人前で電話をかける

 職場などで,人前で電話対応ができますか?

 社会不安障害の方は,人前で電話をすることが苦手です。

 仕事や学校などで電話をする機会が少なくても,家族の前でデリバリーピザなどの電話注文ができるでしょうか。

飲み会やパーティーに参加する

 飲み会やパーティーは緊張の場です。

 「自己紹介」というセッションが含まれるかもしれませんし,隣の席の方に根掘り葉掘り質問されるかもしれません。

 また皆が盛り上がっているのに,自分だけが輪の中に入れなかったらどうしようという恐怖もあります。

スポーツ大会に出場する

 大会は緊張しますよね。

 それは大勢の方が見ている前,あるいはコーチや仲間の前で,実力が試されるからです。

 緊張して固まってしまい,本来の実力が発揮できないなんてこともよくあります。

カラオケで歌う

 よっぽど歌唱力に自信がある方でもない限り,社会不安障害の方は,人前で歌う事が苦手なことが少なくありません。

 緊張して声が裏返ってしまうかもしれません。

 ヒトカラでも,隣の部屋やドアの外に自分の声が漏れていないか気になって集中できないかもしれません。

接客の仕事をする

 社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の方には,正直おすすめしない仕事です。

 たとえば,カフェの店員さんは,みんなの前で大きな声で笑顔をふりまいていますね。

 むしろ社交性の高い方に向いている職業といえるでしょう。

 私も社会不安障害の診断を受ける前に,あがり症克服のために,接客業のアルバイトなどを頑張った経験が何度もあります。

 結局は,失敗ばかりで長続きしませんでした(汗)

大勢の人の前で発表する

 さあ,これが一番の苦手分野ではないでしょうか。

 大勢の人の前で発表したり,プレゼンをしたりするのは誰でも緊張することです。

 ただし,社会不安障害の方にとってはそれどころではありません。

 本番中には,声が震え,手も震えて,持っている資料がガタガタと揺れて,見ている周りにも緊張が伝わります。

 そういった経験をすることで,発表などの場面をより避けてしまうようになりがちです。

 今では学会発表やプレゼンを行う私ですが,昔は人前で話すということがとても苦手でした。

人前で恥をかく

 さて,社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の方が苦手な事で,すべてに共通することは,人に見られたり,評価されたりする場面です。

 社会不安障害の方は,人前で恥をかくことや失敗することをとても恐れています。

 褒められたり,認められることが分かっているのなら問題ないはずです。

 社会不安障害の方は,過去に人前で恥をかいたり,人に笑われたりした経験がトラウマとなって,発症のきっかけとなっている場合が少なくありません。

まとめ

 いかがでしたでしょうか。

 今回は,「【体験談ブログ】社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の人が苦手なこと10選」をご紹介させていただきました。

 あなたにも当てはまるところがあったでしょうか。

 実際は,まだまだたくさんありますし,人によって緊張する場面が違うこともあります。

 誰でも大勢の人前で発表したりすることは緊張するものですが,

 その程度が著しく強く,社会生活に支障を来してしまう場合は,社会不安障害である可能性があります。

 社会不安障害の克服を目指して頑張るのもよし,個性として受け入れて生きていくのもよしです。

 私は両方の気持ちを大事にしています。

セシル

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【参考文献】

福西 勇夫 (監修) (2008) . 不安障害がよくわかる本
  主婦と生活社

福西 勇夫 (監修) (2019) . ウルトラ図解 不安障害と
  パニック——正しく理解して対応・克服する
  ためのガイド—— 法研

貝谷 久宣 (監修) (2017) . 社交不安症がよくわかる本
  講談社

木村 昌幹 (2009) . 精神科医が書いたあがり症はなぜ
  治せるようになったのか 現代書林

岡田 尊司 (2019) . 社交不安障害——理解と改善のための
  プログラム—— 幻冬舎

清水 栄司 (2014) . 自分で治す「社交不安症」 法研

山田 和夫 (監修)・山田 和惠 (監修協力) (2014) .
  図解 やさしくわかる社会不安障害 ナツメ社

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