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心理学分野の研究倫理(雛形・見本・フリー)

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セシル

こんにちは,心理ブロガーのセシルです

 今回は,主に「大学院で心理学の研究をしている学生の方」「心理系大学院の合格を目指す受験生の方」に向けて,研究計画書等に記載する研究倫理の雛形をご提供させていただきます。

 心理学の研究分野は非常に多岐に渡りますし,研究内容や研究手法によって重要視される部分も変わります。

 以下の「心理学分野の研究倫理(雛形)」を参考にして,必要に応じて適宜変更してください。

 研究をするうえで,研究倫理の記載はさまざまな場面で求められます。

 「研究不正の防止」「参加者の方への最大限の配慮」などは非常に大切なことです。

 ただし,研究倫理の執筆に時間をかけすぎてしまい,大学院生活の限られた2年間を非効率に過ごしてしまっては本末転倒です。

 (研究以外にも授業や就職活動などの時間も確保しなければならないからです)。

 下記の研究倫理はあくまで参考例ですが,皆さまの向学心と研究の進捗のためにお役に立てましたら幸いです。

目次

心理学分野の研究倫理(雛形・見本・フリー)

【研究倫理基準】

 本研究は,日本心理学会の「公益社団法人 日本心理学会倫理規定」に基づき,研究倫理においては細心の注意を払ったうえで実施する。

 また,実験・調査に際しては,研究者の所属する大学の「○○大学大学院○○研究科 研究倫理審査会」に当該実験・調査についての目的や方法を詳細に記載した研究計画書を提出したうえで,実施の承認を受けてから研究を実施する。

【プライバシーの保護】

 実験・調査の実施に際しては,参加者の個人情報の保護に最大限に配慮する。

 収集したデータは,個人の特定が不可能となるように統計的処理を行うため,予め参加者に対して,個人が特定されることはないこと,研究目的以外で使用しない旨を丁寧に説明する。

 さらに,実験の連絡などのためにメールアドレス等の個人情報を一部収集するが,その情報については研究者のみが管理し,第三者の目には触れないようにする。

 実験・調査の際に参加者に回答してもらった質問紙等は,コンピューターにデータを入力後,すみやかにシュレッダーにて廃棄する。

 データの保存個所は一か所に限定し,ファイルを暗号化して保存して,データの漏洩・紛失のないように厳重に管理する。

 なお,収集した参加者の個人情報は,研究上の必要性が消失した時点ですみやかに廃棄する。

【実験・調査の実施に際しての注意点】

 実験・調査の実施に際しては,本研究が参加者の倫理的価値観に関わる内容であることからもデブリーフィングを慎重に行う(特にディセプションを用いた際は,参加者全員にその理由を丁寧に説明して深く陳謝する)。

 また,参加者には実験や調査を途中で中断したくなった場合には自由に中断してよいことを事前に伝え,質問には研究上差支えのない範囲で回答する。

 なお,希望する参加者に対しては研究終了後,実験・調査の目的や結果のフィードバックを行う。

【研究者としての責任と自覚】

 常に最新の研究倫理を遵守し,心理学的技能の研鑽,研究技術・専門的知識の蓄積および更新にむけての努力を怠らない。

 実験・調査の実施にあたっては,参加者や参加者の所属組織(大学など)に対し,それぞれの立場に配慮して倫理的に適切な行動をとる。

 研究を実施する際に限らず,他者の人権・プライバシーの保護,法令・守秘義務の遵守など,常に研究者としての責任と自覚をもって行動する。

研究倫理執筆のポイント

「参加者」という記載について

 研究に参加してくれる方々に対して,一昔前までは「被験者」と呼ばれていたのですが,現在では「参加者」と呼称することが適切です。

 海外の研究においても,「subjects(被験者)」から「participants(参加者)」という表記に変わってきております。

 未だに「被験者」というのは,古い先生くらいかもしれません。

 「被験者」という表現は,参加者に対して失礼なだけではなく,研究倫理意識が低いという印象を与えかねませんので注意が必要です。

「敬語」について

 特別な理由がない限り,文体が敬語である必要はありません。

 研究倫理の執筆も論文執筆と同じです。

 ただし,敬語で執筆する場合は全文を敬語で統一するようにしてください。

「大学院受験時の研究計画書」について

 大学院を受験する際に提出する「研究計画書」においては,特に指定が無い限りは研究倫理の記載は必要ないと思います。

 文字数や余白にも影響しますし,実際に研究倫理についてがっつり書いたという受験生は見たことがありません。

 私の場合,研究テーマが参加者の倫理的価値観に踏み込む内容であったため,研究計画書の方法論において数行程度の研究倫理を記載しました。

【研究者としての責任と自覚】について

 このセクションは削除しても問題ありません。

 私は,研究者としての資質や倫理観が強く問われる申請書を執筆したことがあり,その際にこのセクションを設けました。

 とくに理由がなければこのセクションは不要です。 

心理学分野の研究倫理(雛形・見本・フリー):まとめ

 研究倫理においては,年々厳しくなっております。

 研究不正を防ぐことはもちろん,参加者に不要なストレスを与えてしまうことを防ぐためです。

 常に研究者としての自覚をもって,最新の情報に敏感であることが大切です。

 あなたの研究が円滑に進むことを願っております。

セシル

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【参考文献】

倫理委員会 (編) (2011) . 公益社団法人日本心理学会
  倫理規定 公益社団法人日本心理学会

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