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心理学『パラノイド認知』:敵意が敵意を呼ぶ負のスパイラル

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セシル

こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀

 今回は,「心理学『パラノイド認知』:敵意が敵意を呼ぶ負のスパイラル」についてお話しさせていただきます。

 少しマニアックな心理学用語ですが,人間関係において,ストレスを抱えていたり,疲弊してしまっているという方には,ぜひ知ってほしいと思います。

目次

心理学『パラノイド認知』:敵意が敵意を呼ぶ負のスパイラル

 みなさんは「周囲の人たちに嫌われているかもしれない,嫌がらせを受けるかもしれない」と思ったことはありませんか?

 あるいは,そのような考え方をしているご家族やご友人がいらっしゃるでしょうか?

 私も以前,“対人恐怖症” を抱えていて,人を信じられない時期がありました。

 『パラノイド認知』とは,「他者の言動の背後に,自分に対する悪意や敵意を推測しやすい傾向」のことをいいます(大渕, 1993; 湯川, 2008)。

 誰でも,いじめられたり,裏切られたりしたら,人間不信になってしまうことがあるかもしれません。

 ただし,『パラノイド認知』によって,人間関係のストレスが増大してしまうことは言うまでもありません。

 見知らむ人が道で笑っているのを見て,目が合っただけで「自分のことを馬鹿にしている」と誤解してしまうかもしれません。

 もし本当に,自分に向けられていた悪意であっても,実際以上に悪意を大きく感じ取ってしまうかもしれません。

 また,周囲の人に対してずっと敵意的でいると,敵意が敵意を呼んでしまうような “負のスパイラル” に陥ってしまう危険もあります。

 『パラノイド認知』によって,社会で孤立しやすくなったり,最悪の場合,犯罪に手を染めてしまうこともないとは言い切れません。

 私自身も『パラノイド認知』のような考え方になった時期がありますが,心理学を研究し続けて分かったことは,

 「人は,他者に対してそこまで関心をもっていない」ということです。

 つまり,「考え過ぎ」や「思い込み」のような誤解をしているということも十分にあり得るのです。

 もし,『パラノイド認知』の傾向があるかもしれないと思われる方は,あなた自身のために,一度冷静になって考えてみてくださいね。

まとめ

 いかがでしたでしょうか。

 今回は,「心理学『パラノイド認知』:敵意が敵意を呼ぶ負のスパイラル」についてお話しさせていただきました。

 私は,人間関係においてストレスを感じた時に『パラノイド認知』について思い出すようにしています。

 周囲の人たちが敵に見えてしまうことがあるという方は,「敵意が敵意を呼ぶ」という負のスパイラルに陥らないために『パラノイド認知』について考えてみてくださいね。

セシル

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【引用文献・参考文献】

大渕憲一 (1993) . セレクション社会心理学 9
  人を傷つける心——攻撃性の社会心理学——
  サイエンス社

湯川進太郎 (編) (2008) . 怒りの心理学——怒りと
  うまくつきあうための理論と方法——
  有斐閣

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