こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀
今回は,私の人生哲学として,「多くの傷(トラウマ)を抱えながら強く生き抜いていくしかないと悟った話(体験談)」をご紹介させていただきます。
(※トラウマの治療方法等のご紹介ではないので予めご了承ください)
トラウマとは??
心の深い傷,それは “トラウマ” のことです。
精神医学や臨床心理学では,トラウマを『心的外傷』といいます。
トラウマとは,「あまりにもつらい出来事を体験したりすると,衝撃的な記憶として心(脳)に刻み込まれること」です(福西,2019)。
この記事を読んでくださっているあなたは忘れられないトラウマがあるでしょうか?
私には記憶に焼き付いて消えないトラウマがたくさんあります。
『フラッシュバック』として,時々,何かの拍子につらい出来事の記憶や感覚が蘇ってきたり,夢を見たりすることもあります(福西,2019)。
私のトラウマについて
私には,たくさんのトラウマがあります。
今回は,ほんの一部ですが,私のトラウマをご紹介させていただきます。
従兄や実兄にいじめられたこと
私は,1歳の時に父を亡くし,母子家庭となったため,幼い頃は親戚の家に預けられて生活をしておりました。
そこで,他所の家の子どもとして,非常に肩身の狭い思いをしながら,2歳から10歳まで年上の従兄から暴力と暴言を受け続けていました。
また,16歳まで,実の兄からずっと暴力と暴言を受け続けていました。
子どもの頃は,人間としてまともに扱ってもらえたことはほとんどなかったですね。
今でも何かの拍子に,いじめられていた過去を思い出すと,怒りや悲しみを覚えることがあります。
私の生い立ちについては『セシルのプロフィール』で詳細にご紹介させていただいておりますので,ぜひご覧ください。
中学最後のバスケットボール大会で自殺点!?
私は中学生の頃,弱小のバスケットボール部に所属していました。
最後の大会の1回戦で優勝候補のチームと戦うことになりました。
強いチームは,親御さんの応援もとても熱心で,お子さんの試合を見に来られていました。
私の中学のチームのベンチはガラガラで静かでしが,相手チームのベンチからは,お母さんたちから「行ったれー!!」や「やったれ!やったれ!」などの声が響いていました(まあ,関西人ですから笑)。
私は緊張のあまり,なぜか自分のゴールにシュートを打ってしまったのです…。
ほんと,信じられないですよね…。
しかもシュートを外して,相手チームの選手に奪われて,シュートを決められるという”とんでもない失態”をやらかしてしまったのです。
当然,チームメイトからも責められましたし,この出来事はその後ずっと私のトラウマになりました。
大人になってからは,当時のことを覚えている人はほとんどいませんし,私も忘れて,趣味としてバスケットボールを楽しんでいます。
それでも,たとえば,サッカーの試合を見ている時に「オウンゴール!」と聞くと,あの時の記憶が鮮明に蘇ってきます。
恋人のストーカーに誹謗中傷されたこと
以前,私はAさんという女性と交際していました。
Aさんは職場の同僚であり,同じ職場にストーカーのような男性(Bさん)がいました。
Bさんは,Aさんに一方的に好意を寄せており,Aさんと私が交際している事実を知った日から,私に対して嫌がらせをするようになりました。
最初は,無視をするなどの小さな嫌がらせでしたが,どんどんエスカレートしていき,私とAさんを別れさせるために,私を誹謗中傷するメールをAさんに送り続けました。
この件は問題になり,職場の上司や同僚の方々がBさんを怒ってくれて,Bさんは犯行が明るみに出たことで,最終的に逃亡して音信不通になりました。
自分の気持ちを隠して人を貶めようとするBさんを「哀れな人」だと思いましたが,さすがにこの件はトラウマになりましたね。
Bさんと同じ名前の人がテレビに出ているだけで,嫌な記憶を思い出してしまいます。
その他のトラウマ
他にもトラウマはありますが,最も多いのは “人から言われた酷い言葉” です。
たとえば,就職活動における面接や,学校の教員から言われた否定の言葉がトラウマになったりします。
日常生活において,同じ言葉を耳にするだけで,フラッシュバックを起こして胸が痛むことがあります。
多くの傷(トラウマ)を抱えながら強く生き抜いていくしかないと悟った話(体験談)
不幸自慢をするつもりは毛頭ありませんが,私には心の傷(トラウマ)がたくさんあります。
克服したトラウマもあれば,いつの間にか消えていたトラウマもあるでしょう。
でも,また新しいトラウマができてしまったり,傷つけられたりすることはあります。
悲しいことに,大人になるほど足を引っ張ろうとする人が出てきますし,自分の利益のために「相手を潰してやろう」,「苦しめてやろう」という人はいつの時代にもいるものです。
つらくてもそれが現実です。
私は,人間関係で傷つかないために,スルースキル等の対処方法を身に付けて,傷つくことを格段に減らしてきました。
それでも,すべてのトラウマを完全に払拭して,一切傷つくことなく生きていけるようになったことはありません。
あなたはどうでしょうか? トラウマがすべて消えたでしょうか? もう傷つくことはないでしょうか?
いつかどこかで誰かに傷口を抉られやしないかとビクビクしていませんか?
もしそうだとしたら,お気持ちはものすごく分かります。
結論を言うと,タイトルにある通り,多くの傷(トラウマ)を抱えながら強く生き抜いていくしかないのです。
生きている限り,これから先もまたどこかで傷つき,傷つけられることがあるでしょう。
あるいは,あなたが誰かを傷つけてしまい,あなたも傷ついてしまうかもしれません。
人が信じられなくなるほどの怖い経験をすることがあるかもしれません。
心も体も消耗品ですから,生きるということは傷つくことを避けて通れない道なのです。
私はそう悟ってからは,満身創痍で戦うことを覚悟しました。
数えきれないほどの多くの傷を抱えながら生きていくしかないということです。
どんなにつらくても,強く生き抜いていきます。
その覚悟があれば,傷ついてもまた前を向いて生きていけます。
倒れても立ち上がって,強く生きる自分を偉いと思えるようになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は,「多くの傷(トラウマ)を抱えながら強く生き抜いていくしかないと悟った話(体験談)」をご紹介させていただきました。
あくまで,私の人生哲学ではありますが,「傷(トラウマ)を減らすことだけが全てじゃない」,「どんな場所でも生きていける強い心を育てよう」ということを伝えたかったのです。
もちろん,心のケアも大切ですから,倒れてしまう前に自分を労わって,回復しながら,強く生きていくことが大切です。
当サイトでは,たくさんの『自己啓発』や『メンタルケア』に関する記事を掲載させていただいているので,いつでも『Cecil Lab(セシルラボ)』に遊びに来てくださいね (^^)
私は,前を向き続ける人を心から応援します。
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【引用文献】
福西 勇夫 (監修) (2019) . ウルトラ図解 不安障害と
パニック——正しく理解して対応・克服する
ためのガイド—— 法研
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