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社会不安障害(SAD,対人恐怖症)を受け入れることが克服の第一歩(体験談)

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セシル

こんにちは,心理ブロガーのセシルです🍀

 今回は,病院で社会不安障害(SAD,対人恐怖症)と診断された際に,病気を経験した私から最初に取り組むべきことをお話しさせていただきます。

目次

社会不安障害(SAD,対人恐怖症)とは??

 『社会不安障害』とは,ひとことでいえば『対人恐怖症』『あがり症』のことです。

 大勢の人の前で発表を行う時など,主に人から注目を浴びる場面で過度に緊張してしまい,さまざまな症状を伴う病気です。

 社会不安障害は,英語でSocial Anxiety Disorderと表記され,SADと略されます。

 最近では,“社交”不安障害とよぶのが一般的です。

社会不安障害(SAD,対人恐怖症)を受け入れることが克服の第一歩(体験談)

 社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の治療としては,抗うつ薬などの薬物療法,カウンセリングや認知行動療法などの精神療法が一般的です。

 社会不安障害の診断を受けた際に,まず自分でできる事として,一番初めに苦労することは病気を受け入れる事だと思います。

 そして,社会不安障害を克服するうえで,病気を受け入れることがとても大切なことだと私は思っています。

 自分自身で「病気であることが恥ずかしい」「情けない」などと自分を責めていたら,治るものも治らないからです。

 また,家族の方がそういう目で見ている場合も要注意です。

 できれば家族や近しい方々には理解してもらえることが望ましいです。

 病気を受け入れることについて,私はとても苦労しました。

 治療を始めてから,社会不安障害であることを受け入れたつもりでいましたが,どこか恥ずかしく思っていたりしました。

 一刻も早く治したいと焦ってしまい,完全に治っていないのに断薬をしてしまったり,不安定になっていた時期もありました。

 すぐに安定した自信がつくことはありませんし,確かな自信をもつためには,病院での治療と並行しながら,ゆっくりと着実に自信を育てていく必要があります。

 そして,社会不安障害を受け入れるためには、この病気をちゃんと理解することが大切です

 社会不安障害の発症には,「失敗した経験」「過去の恥ずかしい体験」がきっかけとなっている場合が少なくないからです。

 自分の生い立ちについて考えて,過去にトラウマがあることが分かれば,

 「ああ,仕方なかったんだな」と自分を客観的に受け入れることができます。

 また,男性の場合は,「男性規範」というものが病気を受け入れにくくさせています。

 男性規範とは「男は男らしく」「男なら弱音を吐くな」などといった考え方のことです。

 自分だけではなく,周囲の人からも「男のくせに」などと言われることもあり,

 これが恥をかくことを極端に恐れさせる理由の一つになっていると思います。

 それによって,男性は心療内科やカウンセリングを受ける事自体に抵抗がある方も少なくありません。

 ご家族の誰かや子どもが社会不安障害かもしれないと思った時も,その人のプライドを傷つけないようにしてあげてくださいね。

まとめ

 いかがでしたでしょうか。

 今回は,「社会不安障害(SAD,対人恐怖症)を受け入れることが克服の第一歩(体験談)」についてお話しさせていただきました。

 何事も早期治療が大切ですから,社会不安障害(SAD,対人恐怖症)について学んで,偏見を取り除きましょう。

 私は「自分自身」と「病気」について理解できたことで,本当の意味で病気を受け入れることができました。

 病気を受け入れて,覚悟を決めてしっかりと治療に取り組むことが大切です。 

セシル

『Cecil Lab(セシルラボ)』では,社会不安障害(SAD,対人恐怖症)の体験談をたくさん発信しております。

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【参考文献】

福西 勇夫 (監修) (2008) . 不安障害がよくわかる本
  主婦と生活社

福西 勇夫 (監修) (2019) . ウルトラ図解 不安障害と
  パニック——正しく理解して対応・克服する
  ためのガイド—— 法研

貝谷 久宣 (監修) (2017) . 社交不安症がよくわかる本
  講談社

木村 昌幹 (2009) . 精神科医が書いたあがり症はなぜ
  治せるようになったのか 現代書林

岡田 尊司 (2019) . 社交不安障害——理解と改善のための
  プログラム—— 幻冬舎

清水 栄司 (2014) . 自分で治す「社交不安症」 法研

山田 和夫 (監修)・山田 和惠 (監修協力) (2014) .
  図解 やさしくわかる社会不安障害 ナツメ社

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